米議員らが、「サウジ大量殺戮兵器獲得阻止法」の草案を起草
(last modified Sun, 18 Apr 2021 08:22:27 GMT )
4月 18, 2021 17:22 Asia/Tokyo
  • 米議員ら
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アメリカの複数の議員らが、核兵器を初めとする大量殺戮兵器をサウジアラビアに獲得させないようにする法律の起草案を提出しようとしています。

英ロンドンに拠点を置く、西アジアでの事件をカバーしている報道サイト「ミドルイースト・アイ」によりますと、この草案は米上院でエドワード・マーキー議員とジェフリー・マークレー議員により、また下院では、テッド・リュウ議員とホアキン・カストロ議員によって提出されています。

このうち、マークレー議員は声明において、「テロリストと不正な政権の手中に核兵器が存在することは、アメリカと世界における我々の同盟国の安全に対する最も危険な脅威の1つである」と述べました。

また、「サウジアラビアが兵器拡散阻止において国際的な秩序をかく乱し、中国や他の国の助けを借りて武器を入手しようとするなら、アメリカはこれに対処する必要がある」としています。

この法案はサウジアラビアに対し、自国の弾道ミサイル・非軍事的核計画における更なる透明化を求めており、この計画が進展された場合には、バイデン政権はどんな国や個人がサウジに技術を移転するかを検討し、はっきりさせる必要が生じます。

昨年夏にも、アメリカの新聞ウォールストリートジャーナルが、「サウジアラビア北西部には、粗ウランを使用して核のイエローケーキを抽出する別の施設が存在する。このプロセスは、サウジアラビアを核兵器開発への道に導く可能性のある核燃料生産に向けたサウジ政府が新たな措置である」と報じました。

1か月後には、イギリスの新聞ガーディアンが、サウジアラビアの中国の地質学者の研究に関する機密報告書の中で、サウジアラビアが国内での核燃料生産への道を開くのに十分な鉱物埋蔵量を有する可能性があることを暴露しています。

 

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