米国防長官が、国防総省の優先事項見直しの必要性を強調
May 01, 2021 16:56 Asia/Tokyo
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オースティン国防長官
アメリカのバイデン大統領の命令によるアフガニスタンからの米軍撤退とともに、同国のオースティン国防長官が、国防総省における優先事項の見直しの必要性を強調しました。
ロイター通信によりますと、オースティン国防長官は30日金曜に行った演説において、バイデン大統領の命令によるアフガニスタンからの米軍無条件撤退開始にともなう国防総省の方針について、「この命令は、我が国の最も長きにわたる戦争の終結、および国防総省の優先事項の見直しという目的のために出された」と述べました。
続けて、中国やロシアといったライバル国の名は出さずに、「我が国は、将来的に可能性のある紛争に向けて準備していなくてはならない。それらは、国防総省を消耗させた昔の戦争のようになることはほとんどないだろう」としました。
オースティン国防長官は先日、ハワイに駐留するインド太平洋軍司令本部の視察の際、「次なる大規模な戦争での我々の戦い方は、以前の戦争での方法とは大きく異なるものになるだろう」と指摘していました。
バイデン大統領は、米軍を今年の9月11日までにアフガニスタンからの完全撤退させることを約束しています。
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