米研究所が、世界のコロナ死者は公式統計の2倍と分析
May 08, 2021 15:55 Asia/Tokyo
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コロナ死者
米ワシントン大学のIHME保健指標評価研究所が、世界の新型コロナウイルスによる死亡者数は公式統計よりもはるかに多いという分析結果を発表しました。
IHMEの分析では、世界中でこれまでに690万人以上が新型コロナウイルスへの感染により死亡したという結果になっており、これは発表されている公式統計の2倍にあたります。
この報告によれば、IHMEはアメリカで新型コロナウイルス感染拡大以降に90万5000人超が死亡したとしています。これは、CDC米疾病対策センターが先日発表した約56万1000人より40%多い人数となります。
この計算でいけば、新型コロナウイルス危機によるアメリカの死者は、67万5000人が亡くなった1918年のインフルエンザ(通称スペイン風邪)よりも多いことになります。
またこの分析は、新型コロナウイルス死亡者数の多くは、各国が病院で亡くなったか、最終的に感染が確認されたケースのみを計上しているために、公式統計に含まれていないと指摘しています。
さらに、報告がされていない死亡者数が最多となっているのは、アメリカ、インド、メキシコ、ブラジルだとしました。
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