コロナワクチン供給における世界規模の差別;富裕国の接種率は110倍に
国連が報告において、富裕国の新型コロナウイルスワクチン接種率が貧困国の110倍であることを明らかにし、「人々のワクチン接種率は、富裕国が44%に達しているにもかかわらず、貧困国においてはわずか0.4%である」としました。
イルナー通信によりますと、国連はWHO世界保健機関の情報をもとに、「新型コロナウイルスワクチン供給の統計以上に失望させられることは、この不公平な流れが続いており、ワクチン状況に関してこの数ヶ月何ら変化が見られていないことだ」と説明しました。
ワクチンの不公正な供給と、アフリカの新たな死者にあふれかえる墓地やインドでの新型コロナウイルス感染者火葬の映像に対し、世界の首脳らが上げた叫び声は、21世紀の歴史的記憶から決して拭い去られることはないと思われます。
ワクチン接種率格差が110倍という統計結果を国連が発表する一方で、これらの情報発信に対する不満を上回るのは、国際最高機関としての同連合への期待です。国連憲章の筆頭目標が国際平和や安全保障、社会的公正、人権や基本として有する様々な自由の尊重であることから、この国際組織には、「懸念の表明」を超えた、実践的で目に見えるかたちでの措置を行うことが期待されています。
メキシコ中央銀行は、これまでに南米諸国で接種されたワクチンは総人口のうちわずか8.4%だと発表しています。
WHOも、ワクチン接種機会の不公平を改めて批判し、G7先進7カ国に対して、9月までに少なくとも世界総人口の10%にあたる人々の接種を、さらに今年末までに30%の人々のワクチン確保を保証するよう求めました。
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