南アフリカの暴動拡大で、トヨタ現地工場が操業停止
7月 15, 2021 18:26 Asia/Tokyo
トヨタ自動車が15日、南アフリカのダーバンにある工場を12日から停止していることを明らかにしました。
現地の子会社がロイター通信に明らかにしたところでは、この措置は現地で暴動が拡大しているためで、再開のめどは立っていないということです。
トヨタによれば、ダーバンがあるクワズール・ナタール州の販売店網も営業を停止しており、納車や部品供給に影響が出ています。
南アフリカのズマ前大統領は、2009~18年に大統領を務めた際に汚職疑惑が浮上し、関係の近い3人の兄弟実業家が汚職に絡み、ビジネス上の利益に沿うような閣僚の任免など政策への影響力を行使した疑いが出ており、最近になって、9年間の在任中に汚職捜査での証拠提出命令に違反したとして、15か月の禁固刑を言い渡されました。
ズマ氏の支持者ら数百人は、同氏の逮捕を防ぐためにズマ氏宅近辺に集まり、そのうちの一部は銃、槍、盾で武装していました。
しかし結局、ズマ氏は判決に従い、1年3月の禁錮刑に服することを決定しています。
南アフリカのラマポーザ現大統領は今月12日夕、国民向けの演説で平静を保つように呼び掛け、抗議や略奪の発端に政府への不満がある可能性は認めつつも、これに便乗した犯罪分子が抗議行動を乗っ取ったとの見方を示しました。
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