米13州で大規模森林火災続く 80カ所で40万ヘクタール焼失
アメリカでは、西部を中心に森林火災の延焼が続いています。
米CNNによりますと、NIFC全米省庁合同火災センターは、現在大規模な火災が発生しているのは13州の計80カ所であり、焼失面積は合わせて40万ヘクタールを超えたとしています。
NIFCはまた、大規模な森林火災の件数はモンタナ州の18件が最も多く、アイダホ州が17件で後を追っているとしました。
両州の一部は熱波に見舞われ、平均を上回る気温が続いています。NWS国立気象局が18日にツイートしたこの地域の気温分布図には、37~38度以上の数字が並んでいました。19日の最高気温はモンタナ州で39.4度、アイダホ州の一部で38.9度と予想されています。
アイダホ州南西部とオレゴン州東部には、火災の危険性が非常に高い気象条件を示す警告が出されました。
火災情報サイト「インシウェブ」のデータによると、最も焼失面積が大きいのはオレゴン、カリフォルニア州境の火災で、18日午後の時点で12万ヘクタールを超えています。この火災は今月6日に発生し、これまでに少なくとも民家21棟を含む建物75棟が焼失したほか、さらに5072世帯が危険にさらされており、鎮火率は22%とされています。
カリフォルニア、ネバダ州境付近で4日、落雷により発生した火災が18日までの焼失面積が7400ヘクタール、鎮火率は0%となっており、少なくとも3棟の建物を焼いて、幹線道路を越えて延焼しています。
米西部一帯では19日にも、雷の発生しやすい天気と猛暑が続くとみられ、専門家は引き続き火災への厳重警戒を呼び掛けています。
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