ナイジェリアのイスラム教徒とキリスト教徒がトランプ氏の脅迫に反応
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西アフリカ・ナイジェリアのイスラム教徒とキリスト教徒らが互いの平和的共存を強調するとともに、同国に対するトランプ米大統領の脅迫は受け入れられないと表明しています。
(last modified 2025-11-05T14:18:38+00:00 )
11月 05, 2025 23:17 Asia/Tokyo
  • トランプ米大統領の脅迫にナイジェリアのイスラム教徒とキリスト教徒が反応
    トランプ米大統領の脅迫にナイジェリアのイスラム教徒とキリスト教徒が反応

西アフリカ・ナイジェリアのイスラム教徒とキリスト教徒らが互いの平和的共存を強調するとともに、同国に対するトランプ米大統領の脅迫は受け入れられないと表明しています。

【ParsToday国際】フランス通信は、ドナルド・トランプ米大統領によるナイジェリアへの軍事介入示唆にナイジェリアのイスラム教徒とキリスト教徒が反応したことに触れ、「ナイジェリアのイスラム教徒とキリスト教徒の両集団は、ナイジェリアへの軍事介入というトランプ大統領の示唆・脅迫に抗議している。これらのナイジェリア市民は、国内の紛争の根源が宗教の問題ではなく、土地管理の不備、貧困、政府機関の非効率性にあり、その犠牲者がキリスト教徒とイスラム教徒の両方であると強調した」と報じました。

アフリカ最大の総人口を擁するナイジェリアは、キリスト教徒が多数を占める南部とイスラム教徒が多数を占める北部にほぼ均等に分かれています。プラトー州をはじめとするナイジェリアのいわゆる「ミドル・ベルト」地域では、資源と土地をめぐってキリスト教徒が多数を占める農民とイスラム教徒の遊牧民の間で再三にわたり流血を伴う衝突が発生し、数十人が死亡した他、複数の村落が壊滅的な被害を受けています。

トランプ米大統領は最近、SNS上で「ナイジェリアにおけるキリスト教徒の大量殺害」への対応として、米国防総省に軍事攻撃の準備を指示したと主張し、記者団に対しては「軍隊を派遣するか、空爆を行うか、様々な選択肢を検討している」と述べていました。これらの発言に対し、ナイジェリアのティヌブ大統領は、「宗教的共存」はナイジェリアの国民的アイデンティティの一部であると強調しています。

 

 


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