アメリカの病院のICU病床の多くが、コロナ患者で埋まる
8月 11, 2021 20:37 Asia/Tokyo
アメリカの情報サイト・ブルームバーグが、米国でコロナ・デルタ株の感染拡大後、コロナ感染者数が大幅に増加したと報じるとともに、「ICU病床が、全米の病院のコロナ感染者で埋まっている」としました。
ブルームバーグが10日火曜、報じたところによりますと、全米でのコロナ感染者数の増加は、感染力の強いデルタ株の蔓延によるもので、ワクチン接種率が高い地域にも広まっているということです。
これに関して、米テキサス州のある医師の1人は、「現在、状況は冬よりもさらに悪化している。報告によると、コロナ感染者が入院するのにICU病床を割り当てる必要が非常に高くなっている」と語りました。
ブルームバーグはまた、「デルタ株は現在、全米各州に蔓延しており、ワクチン接種率が低い一部の州では、冬に類似した状況が見られる」と報じています。
また、ワクチン接種を受けた人々の状況も深刻であると報告されており、ワクチン普及により夏にはマスクなしで、また衛生プロトコルを守らなくともバカンスを楽しめると思い込んでいた医療関係者らは、それらはすべて幻想であったことを思い知らされています。
アメリカではこれまでに、3689万2000人以上が新型コロナウイルスに感染し、そのうちおよそ63万4000人が死亡しました。
一方で同国では現在までに、総人口のほぼ51パーセントに当たる人々がコロナ予防ワクチンの接種を受けています。
ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。
https://twitter.com/parstodayj
タグ