個体数調査;「ガラパゴス諸島に残るピンクイグアナは僅か211匹」
(last modified Sun, 29 Aug 2021 09:00:17 GMT )
8月 29, 2021 18:00 Asia/Tokyo

南米エクアドル沖のガラパゴス諸島で、絶滅の危機に瀕しているガラパゴスピンクリクイグアナ(通称ピンクイグアナ、学名:Conolophus marthae)の個体数調査が行われた結果、残存する個体数は推定211匹であることが判明しました。

フランス通信が29日日曜、地元当局の今月27日の発表として報じたところによりますと、今回の調査は、ガラパゴス諸島最大の島・イサベラ島北部にあるウォルフ火山で実施され、専門家と地元のレンジャー約30人が参加して実施されました。

その結果、PNGガラパゴス国立公園局は、「今回の個体数調査では、53匹のイグアナを発見し、(一時的に)捕獲した。その94%は、標高1500メートル以上の場所に生息していた」と発表し、この調査でピンクイグアナの個体数を211匹と推定できたとしています。

なお、調査に参加したNGOによりますと、ピンクイグアナの幼体は見つからなかったということです。

ピンクイグアナは、ウォルフ火山の25平方キロのエリアにしか生息しておらず、PNGはその生態や直面する脅威について研究するため、カメラを設置しています。

ピンクイグアナは1986年に発見され、2009年に新種のガラパゴスリクイグアナと認定されていました。

 

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