国連事務総長、「アフガンで人道的悲劇が起きつつある」
9月 01, 2021 19:01 Asia/Tokyo
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国連のグテーレス事務総長
国連のグテーレス事務総長は声明を発表し、アフガニスタンで人道的悲劇が起きつつあるとして警告しました。
IRIB通信によりますと、グテーレス事務総長は声明で、アフガニスタンで人道的、経済的危機が激化し、基本的な公共サービスが崩壊していることに触れ、ひとつの人道的悲劇が形成されつつあると述べました。
そして、同国国民の半数近くが生活を続けるためには人道的支援を必要としているとしました。
グテーレス氏はまた、国連加盟各国に対して、生命にかかわる最低限の不足が解消するようアフガン国民に対する十分で適切な財政支援を行うことを求めました。
この声明では、子どもや女性を含めたアフガン国民は過去になく国際社会の寄り添いを必要としているとしています。
バイデン米大統領は30日月曜、20年にわたった米軍とその同盟国のアフガン駐留の終了を宣言しました。
米国とその同盟国は、20年間の駐留を通して、テロの拡大、内戦、暴力、情勢不安、治安悪化、数万人のアフガン国民の殺害以外に何ももたらさないまま、同国から撤退しました。
多くのアフガン国民は、自国の現状をアメリカの対アフガン政策の失敗によるものと考えています。
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