国連が、津波の破壊力に関して警告
11月 06, 2021 18:05 Asia/Tokyo
国連のグテーレス事務総長が、「地球温暖化の緊急事態による海水面の上昇は、津波の破壊力を高めることになる」として警告しました。
イルナー通信が6日土曜、報じたところによりますと、グテーレス事務総長は国連が定めた11月5日の「世界津波の日」にちなんだメッセージにおいて、「我々は、地球温暖化を産業革命以前と比較して平均1.5度の上昇に抑え、特に沿岸地域の社会の災害対応化に向け、大規模な投資を行う必要がある」と述べています。
また、「津波対策としての初期段階での認知・警告面での向上は、極めて重要性が高い」としました。
さらに、ファルハン・ハック国連事務次長も気候変動に関する世界銀行の役割に関して、「世銀は、開発部門における我々の業務にとって欠かせないパートナーであり、我々は気候変動への適応への投資をはじめとした気候変動対策における世銀の役割が重要なものであることを認める」と語っています。
そして、「我々は皆、資金の増加と増大する気候変動の影響の削減・適応の下地を整えるために早急な努力をすることを約束する」と述べました。
こうした中、世界の指導者や高官らは、環境専門家や活動家とともに、今月1日より英グラスゴーで気候変動サミット・COP26を開き、気候変動対策に関する2015年パリ協定の存続について意見交換を行いました。
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