仏カトリック教会が、児童への性的虐待の事実を認める
11月 07, 2021 21:17 Asia/Tokyo
仏カトリック司祭評議会が、過去数十年間にわたる司祭らによる児童虐待の責任を認め、ざんげの証としてルルド教会にて謝罪しました。
イギリスの新聞ガーディアンによりますと、6日土曜、フランスの都市ルルドにある教会と巡礼地となっている墓地で、キリスト教会評議会、約120人の大司教、普通の司教、そして一般の信者らが出席して、泣いている子供の像の写真の除幕式が行われました。
フランスの司教たちは今月5日金曜日の年次会議で、カトリック教会が数千件の児童の性的虐待に対して「根本的責任」を負っていることを正式に認めました。
1か月前に発表された独立報告書によると、これらの虐待は1950年代に起こり、少なくとも21万6000人の子供が犠牲になったとされています。
フランス司教会議の会長であるEricde Moulin-Beaufort氏は、同会議が、教会が虐待を「体系化」することを許可したことを認めたと述べました。
フランス・パリでは、何十人もの人々が虐待の犠牲者であると自認し、フランス司教会議の本部の外に集まりました。
会議の最終日である6日月曜、虐待の犠牲者への補償の問題について決定が下されることが期待されています。
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