元ソ連大統領 ゴルバチョフ氏「核兵器による世界の安全保障は根拠なき主張」
(last modified Tue, 16 Nov 2021 12:17:32 GMT )
11月 16, 2021 21:17 Asia/Tokyo
  • ミハイル・ゴルバチョフ元ソ連大統領
    ミハイル・ゴルバチョフ元ソ連大統領

ミハイル・ゴルバチョフ元ソ連大統領が、カザフスタン首都ヌルスタンで開催された、核安全保障に関する世界サミットへのメッセージの中で、「核兵器による世界安全の保障は根拠のない主張に過ぎない」としました。

イルナー通信が16日火曜、報じたところによりますと、ゴルバチョフ氏は15日月曜に発したこのメッセージにおいて、国際政策の非軍事化を要請しました。

また、新型コロナウイルスのパンデミック化、貧困、水不足、地球温暖化といった世界的な脅威について触れ、これまでにその軍事的な側面が注目されていた安全保障の概念に関するイメージの変化を求めています。

さらに、「各国の政府が、核を含む軍拡争いに莫大な金額を費やせば、人々の安全確保が失敗に終わるだろう」とし、「核による抑止力の支持者は、核兵器が平和と安全を保障するものだと考えているが、自分はこれに対する反論として、核兵器が世界を救済したという主張は危険で空虚な主張である、と答える所存である」と述べました。

ロシア、アメリカ、フランス、イギリス、中国の5カ国は核兵器保有国として知られており、さらにインド、パキスタン、シオニスト政権イスラエルも非公式ながら核兵器を有しています。

シオニスト政権は、400個以上の核弾頭を保有し、西アジア地域の人々の健康を脅かしているディモナ原発など占領地内にある核施設への査察をIAEA国際原子力機関に許可していません。

 

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