ロシアで足4本切断された保護犬に義足、費用はクラウドファンディング
ロシアで4本足を切断された状態で見つかった犬が、義足4本を装着する手術を受け、また自分の足で立ち上がれるようになったことが話題を呼んでいます。
フランス通信が20日土曜、報じたところによりますと、ロシアの森で4本足を切断された状態で見つかった保護犬のモニカは、2週間前に3Dプリンターでつくられたチタン製の義足4本を装着する手術を受けました。
その結果、まだ弱々しいものの、また自分の足で立ち上がれるようになっています。
この犬は、ロシア南部クラスノダール付近の森でボランティアの人々に発見された時、4本の足は切断されて血まみれだったところを、大手術を受けるために4000キロを移動して、シベリア・ノボシビルスク獣医師のセルゲイ・ゴルシュコフ氏のクリニックまで運ばれてきました。
ゴルシュコフ氏は、犬に義足を装着する手術は初めてだったということですが、「運と経験が役に立った」と語っています。
モニカは推定2~4歳とされ、けがをした多くの野良犬と同じ運命をたどり、見殺しにされるか安楽死させられる可能性もあったものの、幸いにも、クラスノダールでボランティア活動をしているアラ・レオンキナ氏に引き取られました。
レオンキナ氏は、友人と一緒に1年近くこの犬を世話し、やがてゴルシュコフ氏のクリニックのことを知り、クラウドファンディングで手術と義足の費用を募ったところ、1か月で40万ルーブル(約62万円)が集まったということです。
なお、モニカは回復した後、新たな家に迎え入れられることになっています。
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