WHOが、欧州でのコロナ死者50万人越えの可能性に関して警告
-
欧州でのコロナ
WHO・世界保健機関が、ヨーロッパで緊急措置が講じられない場合には、2022年3月までにさらに50万人が新型コロナウイルスにより死亡するとして警告しました。
イルナー通信が21日日曜、報じたところによりますと、WHOのハンス・クルーゲ欧州地域事務局長は、ヨーロッパでのコロナ感染件数の増加について懸念を表明し、「マスクの着用は、ドイツやオーストリアなどで起きている感染爆発にもすぐに効果が出る可能性がある」と述べています。
また、ヨーロッパでの感染増加の要因として冬の到来、ワクチン接種の不徹底、およびデルタ変異種の存在をあげ、より多くの公衆衛生対策とワクチン接種の普及を求めました。
オーストリアは、ヨーロッパではじめて2022年2月以降のワクチン接種の義務化を表明した国であり、さらにチェコやスロバキアなどの国々は、ワクチン接種を受けていない人々に新たな行動制限を課しています。
スロバキア政府は木曜、今月22日からワクチン未接種、またはコロナ未感染のすべての人が強制隔離の対象になると発表しました。
チェコも22日から、ワクチン接種済みの人、またはコロナ感染から回復した人のみにレストランへの入店や、ビジネス会議への出席を許可することにしています。
WHOは最近、ヨーロッパでのコロナ感染による死亡者数が、過去1週間で5%増加したと発表しました。
なお、本日21日現在、世界でコロナウイルス感染により亡くなった516万4000人のうち、ヨーロッパ諸国での死亡者は137万7000人となっています。
ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。
https://twitter.com/parstodayj