国連チームに、ベラルーシ・ポーランド国境視察の許可出ず
12月 22, 2021 16:36 Asia/Tokyo
国連は、ベラルーシ・ポーランド国境の視察許可を同機関の視察官チームが得られなかったものの、国境付近をさまよう難民の状況悪化を示す調査結果が出ていると発表しました。
フランス通信によりますと、OHCHR国連人権高等弁務官事務所のリズ・スロッセル報道官は、このチームが先月29日から今月3日にかけてポーランドを訪問したものの、同国の制限国境地帯を視察する許可は得られなかったと述べました。
続けて、「ベラルーシも残念ながら、同チームの出した国内国境地帯視察申請に同意しなかった」と説明しました。
そして、「我々は両国関係者に対し、国境地帯へのアクセス許可を出し、また、移民や他の難民を危険にさらすような措置を控えるよう求める」としました。
数千人の難民はそのほとんどが西アジア出身で、ポーランド国境経由でEU圏内に入ることに望みをかけ、これまで数週間にわたり、テントを張りながらベラルーシ領内での苦しい状況を耐え忍んでいます。
諸報告によれば、これらの難民の一部は非常に厳しい状況によって命を落としてさえいます。
西側諸国は、EUに圧力を加えて報復するために難民危機を計画的に引き起こしたとして、ベラルーシを非難しています。これ以前にEUはベラルーシ政府に対して、独立メディアや反対勢力を弾圧したという理由で制裁を課しています。
一方、ベラルーシはこの非難に反発し、EUに難民を受け入れるよう求めています。
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