バイデン米大統領、７７００億ドルの国防予算案に署名

バイデン米大統領は、７７００億ドルの来年度の国防予算案に署名し、これを成立させました。

国際通信イランプレスによりますと、アメリカの国防予算案にあたる２０２２年度のＮＤＡＡ・国防授権法は、上下両院で賛成多数で可決されていました。

同法案では、中国やロシアへのけん制、ウクライナ支援、核計画の更新、気候変動の改善、新たな生物学上の脅威への対抗などに重点が置かれています。国防総省による中露への対抗計画の一部には、極超音速兵器の製造や弾道ミサイル発射装置を備えた潜水艦による艦艇の強化などがあります。

２０２１年度の国防予算は７４０５億ドルで、２０２０年度は７３８０億ドルでした。

アメリカの国防費の増加は、同国民が政府や議会による福祉、医療、教育予算の削減政策に抗議している中で進行しています。

アメリカの国防費の大半は、世界各国に危機や情勢不安をもたらし、攻撃をしかけることに費やされています。

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