G7が経済危機に懸念を表明
May 27, 2016 18:19 Asia/Tokyo
日本で開かれたG7サミットで、世界経済の状況に対する強い懸念が示されました。
イルナー通信によりますと、日本で開かれたG7伊勢志摩サミットの初日にあたる26日木曜、G7の首脳は、「どの時期にもまして、こうした状況を打開するための協力が必要だ」と表明しました。
安倍首相は初日の会議を終えた後、「G7の首脳は2008年のような経済の停滞や危機を脱するために、機動的な財政出動が重要であるとの認識で大筋合意した」と語りました。
この会議では、日本が経済の停滞を脱するための財政出動の必要性を繰り返し訴えたにもかかわらず、イギリスやドイツはこの訴えに慎重な態度を示しました。
さらに、G7は難民問題に関しても話し合いを行いました。
欧州理事会のトゥスク議長は、「シリアをはじめとする各国の難民がヨーロッパに向かっており、その問題を解決するためにヨーロッパ諸国を支援すべきだ」と語りました。
G7はさらに、テロや海の安全保障、特に東シナ海や南シナ海での中国の問題について意見交換を行いました。
また、不正資金や富裕層の税金逃れの対策に向け、厳しい措置を講じるだろうと述べました。
G7伊勢志摩サミットは、26日に開幕、27日金曜に閉幕しました。