中国が、米警察の暴力的措置に懸念を表明

スイス・ジュネーブで第49回国連人権理事会が開催されると同時に、中国がアメリカの警察による残忍な暴力的対応に懸念を示しました。

CCTV中国中央テレビによりますと、 在ジュネーブ国際機関中国政府代表部の陳旭代表は、このような暴力や人道に反する侮辱・圧政的な対応、そしてそのほかの処罰に関する国連特別報告者への声明文を読み上げました。

陳旭代表は、「アメリカの警察が暴力により法を施行していることは、いくつもの悲痛な事件を生み出しており、2021年には少なくとも1124人がこうした暴力的な対応の犠牲となった｣と述べています。

この報告によりますと、2020年5月にアメリカ・ミネソタ州ミネアポリスで黒人市民ジョージ・フロイドさんが警察の暴力により殺害されてからの1年間において、アメリカの警察は全米で数百人もの少数派民族の市民を殺害しています。

アメリカでは抑留施設の多く、さらには民間委託の刑務所においてさえも暴力事件が発生しており、キューバ・グアンタナモ刑務所での組織的で醜悪な対応や抑圧行為もすでに明らかになっています。

陳旭代表はまた、米国の国連特別報告者に対し、米国におけるそのような人権侵害にもっと注目するよう求めるとともに、アメリカ政府に対しても、すべての民族の人権や尊厳の維持に関する法の遵守により、この分野における自らの過ちを補填するよう要求しました。

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