4月 13, 2022 16:20 Asia/Tokyo
  • 米と海自が日本海で共同訓練
    米と海自が日本海で共同訓練

日本の海上自衛隊とアメリカ海軍の空母艦隊が、日本海などで共同訓練を実施しています。

日本の報道各社が13日水曜、報じたところによりますと、北朝鮮による核実験や弾道ミサイル発射が予想される中、海上自衛隊の護衛艦「いなづま」とアメリカ海軍の原子力空母「エイブラハム・リンカーン」を中心とする空母艦隊が、日本海などで共同訓練を行っているということです。

これについて松野官房長官は、13日水曜の記者会見で「特定の国を念頭に置くものではない」と語りました。

一方、今週15日に北朝鮮がキム・ジョンウン現総書記の祖父キム・イルソン主席の生誕110年を控えることから、日本政府関係者の間では、北朝鮮が核実験や弾道ミサイルの発射を行う可能性が指摘されていて、これを「けん制する狙いもある」とされています。

アメリカ軍の空母の日本海での展開が明らかになったのは、北朝鮮が6回目の核実験や弾道ミサイルのたび重なる発射を行った2017年の11月以来となります。

当時、北朝鮮は連日、国営メディアを通じて「朝鮮半島に一触即発の緊張状態が醸成されている」などと非難し、同じ月に「アメリカ本土全域を攻撃できる」と主張するICBM大陸間弾道ミサイル級の「火星15型」を初めて発射していました。

なお、今回の日米共同訓練に関しても、北朝鮮が強く反発することが予想されます。

北朝鮮はこれまでに何度も、米および日本、韓国、そして地域でアメリカに同盟するそのほかの国との合同軍事演習が、北朝鮮の反発を受けるとして脅迫しています。

北朝鮮はまた、日本や韓国における米軍の駐留および、朝鮮半島での軍事演習の実施を、地域の緊迫化の要因とみなしており、常に地域からの米軍の撤退とこうした軍事演習の停止を求めています。

 


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