英紙、「ウクライナ戦争やエネルギー危機でＥＵ圏内のインフレ率が上昇」

イギリスの新聞フィナンシャル・タイムズが記事の中で、ウクライナ戦争とそれによるエネルギー危機の影響で、ＥＵ圏内のインフレ率が上昇し、経済成長率が縮小すると予測しました。

同紙は、ＥＵ圏内での2022年度のインフレ率が6%を超え、ヨーロッパの中央部や東部におけるインフレ率は今年中に二桁に達することが予測されるとしました。

この報道によれば、ユーロ圏内では2022年4月、エネルギー価格が昨年同時期に比べて38%増加したのに加えて、家庭においても、食料価格が昨年比で6％増加した余波が及んでいるということです。

この数ヶ月の間に、ヨーロッパを含めた西側諸国全体でインフレ率は上昇しています。ユーロ圏の年間インフレ率は、今年4月には7.5％を記録しています。

このインフレ率の上昇は、ウクライナ戦争や大規模な対ロシア制裁により、ロシアからの石油や天然ガスの供給が停止される懸念の中で起きています。

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