世界が食糧危機の瀬戸際に
イギリスの週刊新聞・エコノミストが分析記事において、世界全体における食糧不足に言及し、この先の見通しは暗いものだとしました。
エコノミスト紙は、ウクライナにおけるロシアの特殊軍事作戦に触れ、「ウクライナでの戦争は、世界中の多くの人々の生活を戦闘に巻き込んだだけでなく、新型コロナウイルスの流行や気候変動、エネルギー関係問題の発生によって弱体化していた世界的な食料システムの破壊によっても影響を与えた」としました。
ロシアが今年2月24日にウクライナでの特殊軍事作戦を開始したことにより、現在これらの国からの小麦や油脂の輸出は滞っています。
ロシアとウクライナの両国は、世界で取引される油脂を合わせて12%供給していました。
一方、小麦の価格は2022年に入ってから53%上昇していましたが、今月16日には、2番目の小麦生産大国であるインドからの輸出停止が発表されたことでさらに6%上昇しました。
インドでは、前例のない暑さのために小麦の収穫が打撃を受けています。
国連のグテーレス事務総長は今月18日、「この先数か月の間に世界全体が食糧不足による危機におちいり、さらにそれが何年も続く可能性がある。食糧価格の高騰により、世界ではさらに多くの人々が食糧不足や飢餓の危機に直面しようとしている」と警告しました。
戦争が続き、ロシアとウクライナからの食糧供給が制限された場合、数億人もの人々の生活が貧困ラインを下回る可能性があります。
このように、暴動や不安は世界中に広がり、子供たちが飢餓に苦しめられようとしています。 しかも、WFP世界食糧計画はウクライナ戦争が始まる前から、2022年は食糧面で悲惨な年になるだろうと警告していました。

