米国連大使が、中・ロの反対にかかわらず北朝鮮を制裁で脅迫
(last modified Wed, 01 Jun 2022 08:37:35 GMT )
6月 01, 2022 17:37 Asia/Tokyo
  • アメリカのトマスグリーンフィールド国連大使
    アメリカのトマスグリーンフィールド国連大使

北朝鮮への新たな制裁に対して中国とロシアが反対しているにもかかわらず、アメリカの国連大使が、「北朝鮮が7回目の核実験を実施した場合には、同国へさらなる国連制裁を課すための措置を取る」と脅しをかけました。

イルナー通信によりますと、アメリカのトマスグリーンフィールド国連大使は31日火曜、「北朝鮮は核実験のための準備を活発に行っている」と警告しました。

続けて、「この実験が行​​われた場合、米国は間違いなく、北朝鮮に対するさらなる国連制裁のため措置を再び取るだろう」と述べました。

アメリカは先日、国連安全保障理事会での目的達成がならなかったことを受けて、ロシアの2銀行、北朝鮮の1企業、1個人に対し、北朝鮮の武器計画を支援したとして制裁を課しました。

この制裁措置の前日には、弾道ミサイル発射を理由に北朝鮮への国連制裁決議を求めたアメリカの提案が、中国、ロシアの拒否権によって退けられています。

新たな対北朝鮮制裁案についての中国とロシアの拒否権発動は、同国への制裁が初めて採択された2006年以来のこととなります。

北朝鮮による最近のミサイル発射実験を受けて、アメリカは自国が安保理の持ち回りの議長国となった今年5月に、理事会の召集を申請していました。

中国とロシアは、最近のミサイル実験を理由として北朝鮮に対し国連の追加制裁を求めるアメリカの決議案に拒否権を行使しました。一方、その他の13の安保理理事国は、このアメリカの提案に賛成票を投じています。

 


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