7月 02, 2016 15:26 Asia/Tokyo

今週の金曜広場もお楽しみください。

福本:

さて、芝田さん、先月7日にスタートしたラマザーン断食月ですが、今日はそのラマザーン月の25日、ということで、いよいよ終盤にさしかかっていますね。

芝田: 

本当ですね。ラマザーン月は29日なので、あと4日です。今日はラマザーン月最後の金曜日、世界ゴッツの日です。この日はパレスチナ人への連帯を表す日で、イスラム革命の指導者、ホメイニー師によって制定されました。テヘランをはじめとするイラン各地で、大規模な行進が行われています。

福本: 

そうですね。ところで私がイランを初めて訪れた当時、ラマザーン月は真冬だったんですよ。西暦にくらべてイスラム暦は一年が10日ほど短いので、年々その時期が早まっていきます。ここ数年は夏場の厳しい時期とラマザーン月が重なっているので、こうした中で行進する人たちには本当に敬意を表したいと思います。

 

●リスナーより

長い間、海外放送の聴取から遠ざかっていましたが、その間に海外放送を取り巻く環境は変わってしまい、まるで浦島太郎かリップ・ヴァン・ウィンクルにでもなったような気分です。もはや海外向け短波放送は風前の灯ともいえる状況で、国際情報を取得するのも昔とは大きくその方法が変わってしまいました。そうした中で、貴局が以前からの情報入手手段である海外向け短波放送を続けていることは嬉しいことです。インターネットラジオもやられているようですが、ノイズや混信混じりの電波を受信することに楽しみを感じます。貴局は日本人の多く(欧米人も)が誤解しがちなイランやイスラームに関する情報を提供してくれるということでも貴重な存在です。

 

●ラジオより

福本:

H・Tさん、初レポートをありがとうございます。今回Hさんは朝の短波放送を受信してのレポートを送って下さいました。そう言えば、5月に日本短波クラブの大武事務局長へのインタビューを放送しましたが、リスナーの皆様からは、いまだにそれに関するお便りが届いていて、その反響の大きさにあらためて驚いています。

 

●リスナーより

ただ単に“放送を聞く”という点のみで考えれば、別に短波放送でなくともインターネット放送だけで十分です。ですが、“電波を通してラジオから流れてくる音声を聞き取り理解する”というBCLならではの醍醐味は失われてしまい、安定的に聞こえるとはいえ単調なインターネット放送はいずれ飽きられてしまうような気がします。BCLというのは、その放送を通じてその国や地域の人々のことを理解し、さらにはつながりを持つことだと私は認識しています。放送局は“短波放送を行っているからこそ魅力がある”という側面があり、インターネット放送のみになってしまうと多くのサイトの中に埋没してしまう恐れがあります。ラジオ日本語の短波放送継続、ならびに夜の短波放送の復活を切に願いまして、今回の締めくくりにしたいと思います。

 

●ラジオより

福本:

K・Sさん、短波放送への情熱が感じられる熱いお便りをありがとうございます。

私たちラジオ日本語は1999年の7月に開局して、今年は17周年を迎えます。今年はこれまでに経験したことのない大きな変化にさらされた年となっていますが、私たちスタッフとしては、誠実に日々の仕事に向き合っていくのみ、という想いで頑張っています。

芝田: 

そうですね。このところ、初レポートを下さる方や、何年振りかでお便りしました、という方も増えているように思います。これからもたくさんの声をお寄せ下さい。お待ちしております。  

 

●リスナーより

イラン、テヘランの医療事情はどうなっていますか。日本は大病院、中規模、クリニック、訪問介護、看護ステーションといった様々なものがあり機能分化しています。また国民皆保険の制度は日本では当たり前ですが、世界的には珍しいと聞きます。イランの医療、保険事情を少し教えて下されば幸いです。

 

●リスナーより

健康診断を受けてきました。幸い病気はないようで安心しました。そちらでも健康診断などはあるのですか。

 

●ラジオより

福本:

お二人のリスナーの方からイランの医療に関連するご質問をいただきました。医療事情については以前にもご紹介したことがありますね。イランでは医薬分業であること、また保険制度は国民がそれぞれ任意に加入することなどをご説明したように思います。それから病院、クリニック、薬局などは24時間体制で受け入れてくれるところがちゃんとあるので、これは助かりますね。あと、健康診断についてもお尋ねですが、芝田さん、先月でしたか?国際放送局でも健康診断があって、希望する職員は受けていましたよね。

芝田:

そうですね。会社で健康診断が実施されたのは、私たちが入社して以来、初めてのことでしたよね。どうやら、政府が「健康制度の改革」という政策に取り組んでいるようで、その一環として行われたようです。“社員に健康を”というスローガンが書かれたポスターが、一時期、ここIRIBの敷地内にも貼られていました。歯科、内科、血液検査、それから乳がん検診などが行われました。もし気になる病気などがあれば、そこで医師に相談し、診断書を書いてもらうことができました。また、自分で乳がんのチェックをするための指導などもありました。今回の健康診断は希望者のみでしたが、結構たくさんの職員が受けていました。外の病院で健康診断を受けるとなると、時間を予約したりするのも大変で、会社で行ってくれてよかったと、評判は上々でした。

 

●リスナーより

同封したチラシは、以前はオレオレ詐欺と呼ばれていた特殊詐欺の犯罪の告知と予防を記したものです。日本でこの種の詐欺が横行した後、近隣諸国でも同じ手口で詐欺事件が起きていると聞きます。犯罪が輸出されているとは思いもしませんでした。イランでは、このような詐欺が起きているかどうかはわかりませんが、予防のために送ります。

 

●ラジオより

福本: 

S・Mさん、お手紙とチラシをありがとうございます。この種の詐欺とはちょっと違うのですが、私の場合、知人からeメールが送られてきて、その内容が「海外のホテルに滞在中なのですが、お財布をすられて現金もカードも手許になく、ホテルの支払いができません。助けて下さい」というものだったんですね。確かにその方は、旅行業界でお仕事をしていらして、海外からそのような緊急メールを発信なさっても不思議のない方だったのですが、私へのヘルプ、というのはどう考えてもおかしくて放っておいたんですね。後日、やはりあのメールはご本人発信のものではないことが判明したのですが。

芝田: 

へえ・・・そんなことがあったのですね。私はイランでのそういった事件は聞いたことがありませんでした。携帯電話のショートメッセージには、よく、「あなたは賞金の受賞者です」などと、少し舞い上がらせるような内容のメッセージが届きます。よく読んでみると、少しおかしかったりして、すぐに分かるのですが、それでもやっぱり、一瞬、どきどきしてしまいます。こういう心理につけこむ、うまい手段を考えるものだなと、感心している場合ではないのですけれど。

福本: 

中には引っかかってしまう人もいるのでしょうか。でもイランでは日本のように高齢者を狙った悪質なものはないような気がします。とは言え、お互いに気を付けましょう。