2016年7月22日(福本・鈴木)【音声】
今週の金曜広場もお楽しみください。
7月20日(イラン暦ティール月30日)、ラジオ日本語は開局から丸17年を迎えることができました。これもひとえに、いつも応援して下さるリスナーの皆様の存在があってこそと、スタッフ一同、心からお礼を申し上げます。
18年目のラジオ日本語もこれまで同様、どうぞよろしくお願いいたします。
●リスナーより
以前から聴取したいと思っており、今回受信機を新しく買い替えて、ようやく聞くことができました。日本の田舎町で中東、イランの情報などが聞けることは、本当に驚きと新鮮さがあります。今後継続して時間の許す限り、耳を傾けていきたいと思います。
●ラジオより
Y・Sさん、初レポートをありがとうございます。Yさんは朝の再放送を短波放送で聴いて下さいました。次のレポートも楽しみにお待ちしております。皆様からのお便りを拝見していますと、嬉しいことにこのところ、朝の短波放送を聞いて下さる方がじわじわと増えているような感じです。5月に放送した日本短波クラブの大武事務局長へのインタビュー効果なのでしょうか。
●リスナーより
日本短波クラブ大武事務局長とのインタビューを放送していただきありがとうございます。媒体としての短波放送は、インターネットや携帯電話と違い、ラジオと乾電池さえあれば遠い距離でも受信できる点に大きな優位性があります。貴局もぜひ、短波放送の維持と夜の放送再開を検討いただきたくお願いします。
●ラジオより
皆様からのこうしたお声、今も途切れることなく届いています。担当部署へ逐次報告しておりますので、しばらくはその行方を見守っていただければ、ありがたく思います。
●リスナーより
テヘラン大学日本語学科3年の女子学生とのインタビューは、ほほえましく聴きました。俳句や漫画や演歌が好きという、一人っ子の彼女の未来に幸多かれと思いました。将来は日本企業で働きたいとのこと。希望が実現することを祈ります。
●ラジオより
福本:
今週のインタビューコーナーにも、同じテヘラン大学の学生さんが登場して下さいますが、学生さんたち、言葉に加えて日本のサブカルチャーなどにも興味をどんどん広げていっているところは若さですねぇ、羨ましいです。このラジオ日本語からも、仕事をしながら日本語の勉強を続けて日本への留学を実現させたイラン人スタッフが二人いましたね。覚えていらっしゃいますか?
鈴木:
キャラミーさんとシェキャラビーさんの二人の女性翻訳スタッフでしたでしょうか。キャラミーさんは私がラジオに入ってまもなく留学されたのでほとんど覚えていませんが、シェキャラビーさんは、ある日本語の本の翻訳をしてもらったのでよく覚えています。とても難しい内容のものでしたがこつこつとよくやって下さいました。もうそろそろ帰国する頃と思いますが、ラジオに来て下さったらいろいろとお話を伺いたいですね。
●リスナーより
7年間やった老人会の会長、やっと卒業できました。イランでも地域ごとの、日本で言う町内会の自治会や老人会はあるのですか。
●ラジオより
福本:
M・Tさん、ありがとうございます。老人会の会長さんを7年もの長きに渡り務めてこられたのですね。地域の皆さんの意見をまとめたり、イベントの計画を立てたり、さぞ大変でいらしたことと想像しております。では、鈴木さん、Mさんがお尋ねの自治会、老人会のような組織、イランにはあるのでしょうか。
鈴木:
老人会や老人クラブのような組織はあります。官公庁や軍関係の各組織、銀行、病院でも退職者を対象としたもので老人会といえるものがあります。主人はイラン石油公社の退職者ですが、退職者を会員とするクラブがあります。退職時に入会し、わずかな会費を払います。会員には会誌を郵送してくれます。そしてさまざまなイベントに参加することができます。定期的な集会では、たとえば健康福祉、老人家庭問題、そしてさまざまな事柄についての説明会や話し合いの場が持たれます。図書館や水泳、他のスポーツ施設の使用、また希望者を募っての登山、ピクニックや国内外への旅行などですね。
福本:
それは随分と充実した内容ですね!
鈴木:
退職後に友人に会う目的で参加する人もいるそうです。でも日本のように町内会のご近所の人たちの集まりではないですね。町内会の集まりでしたら同郷、つまり出身地が同じ人たちの宗教的な集まりのヘイアトというのがあります。コーランの勉強会を開いたり、イスラムに関する行事を行ったりします。
●リスナーより
イランで古くから飲まれているお茶は、中国から伝来したものですか?教えて下さい。
●ラジオより
福本:
確か、イランでのお茶の文化・歴史は実はそれほど古いものではなくて、19世紀末頃からと聞いています。ですからまだ100年と少々ぐらいでしょうか。それまではコーヒーが飲まれていたそうですね。
鈴木:
はい、昨年でしたか、ラジオ日本語の上野スタッフがお茶の名産地であるカスピ海沿岸のラヒジャーンにある“茶の博物館”を訪れた折に、イランのお茶について説明していましたよね。私はイランのある新聞社のサイトで見たのですが、お茶の栽培はそもそも中国で紀元前10世紀に始まったということです。その後インドに入り、そしてイランのお茶はインドから入ってきたんですね。17世紀にはイランで輸入されたお茶が飲まれていたそうです。そして福本さんがおっしゃる様に119年前に、インドに就任していたモハマド・アリさんというイラン人領事によって、イランの地に初めて茶の木が植えられ栽培が始まったとのことです。イラン人はお茶好きで有名ですが、全世界のお茶の生産量のうち、なんと5.4%、量にすると10万トンが消費されているそうです。
福本:
10万トンというのは、一年間で消費する量ですか?それはすごいですね。
鈴木:
そうですね。インドやヨーロッパ、アメリカなどのお茶を飲む国々の人口を考えるとすごい量といえます。イランの人口はおよそ8千万、インドの人口は10億人以上でしょうから。ちなみに私はこのラヒジャーンの緑茶を愛用しています。
福本:
えぇ、職場にも持参して下さって、私たちもご相伴にあずかりました。ご馳走様でした。
日本の子どもたちはようやく夏休みの到来ですね。これから夏本番、海に山に行楽にいらっしゃる場合はどうぞお気をつけて。楽しい夏をお過ごしください。