2016年8月5日(福本・芝田)【音声】
今週の金曜広場もお楽しみください。
福本:
いよいよリオデジャネイロオリンピックが開幕しますね。イラン時間では6日土曜の、なんと深夜から早朝にかけて開会式が行われるようで、IRIBの第三チャンネルとスポーツチャンネルで放映してくれるようですが、果して起きて見ていられるでしょうか。
芝田:
そうですよね。開会式はぜひ見たいのですが、ちょっと時間的に難しいでしょうか。開会式と言えば、イランでは選手団のユニフォームが物議をかもしましたが、何とか間に合ったようです。新しいユニフォームは、イランの国旗の赤、緑、白を基調にしたものになりました。今回、イランからはオリンピックに63人、パラリンピックに103人の選手が出場するということです。
福本:
ラジオ日本語のイラン人スタッフにそれぞれ、今回のオリンピックでメダルを期待されている競技や選手についてアンケートを取ってみました。ここでご紹介しましょう。
【ジャディディスタッフ(翻訳担当)】
メダルを期待しているのは、レスリング、テコンドー、重量上げ。
応援しているのは、個人的にどの選手、というのではなく、代表チーム全体を応援しています。前回のロンドンオリンピックで、イランが獲得したメダル総数のうち、その5割がレスリングによるものでした。そして金メダルの75パーセントがレスリングだったのです。(参考:メダル総数12個。金4、銀5、銅3)
男子バレーボールも応援しています。「難しいとは思うけれど、メダルも有り得ないわけではない!」
【サーベリースタッフ(編集・事務全般担当)】
メダルを獲得してほしい選手は・・・
・陸上種目、男子円盤投げのエフサーン・ハッダーディー選手。
・射撃女子 ナジュメ・ヘドマティ選手、エラーヘ・アフマディ選手。
・アーチェリー女子 ザフラ―・ネエマティ選手(パラリンピック)。
個人的には、男子バレーボールとレスリングを応援しています。レスリングはいつもたくさんのメダルを
獲得しているので、そういう意味でも楽しみです。バレーボールはぜったい応援します!
【フーシュファルスタッフ(サイト担当)】
イラン人としてはもちろん、オリンピックに出場する63人全員が、メダルを獲得するよう願っていますが、
可能性が高いのは・・・
・ロンドン・パラリンピックでイラン人女子初の金メダルを獲得した、アーチェリー、ザハラー・ネエマティ選手。
・今まで様々な国際大会でメダルを獲得した、射撃の女子エアライフル10m、ナジュメ・ヘドマティ選手。
卓球男子 ノウシャード・アーラミヤーン、ニーマー・アーラミヤーン兄弟。
・昨年世界ランク1位を獲得した、レスリング・グレコローマンスタイル、ハミード・スーリヤーン選手とチーム
全員。レスリング・フリースタイル、ヤズダーニー選手、ガーセミー選手とチーム全員。
とにかく、イラン人として全員の選手たちが(無理を承知ですが)、自分たちの試合で勝利するよう、心より願
っています。もちろんテレビ放映される全部の競技を見て、選手たちを応援します。今回、一番興味深い競
技は、52年ぶりにオリンピック出場を果たした男子バレーボール。私もバレーボールの試合は全部見て、応
援しようと思っています。
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●リスナーより
数年振りに会った友人に、今年もらった年賀状の写真について尋ねました。モスクの前でバンザイしているので「これはトルコか?」と聞くと、「イラン、去年の年末に行った」と言うのです。彼は海外一人旅の訪問先が20ヶ国以上という、つわものバックパッカーなのです。そんな彼にイランの印象を聞きました。イラン旅行は一週間、テヘラン、シーラーズ、イスファハーンの3カ所。一番良かったのはシーラーズのピンクモスク。あれはすごい!二番目はイスファハーンのライトアップされた橋。イラン人は皆優しい。嫌な思いをしたことはない。日本人と判ると「一緒に写真を撮ってくれ」と言われたり、とにかくフレンドリー。夜間の外出も危険と感じたことはない。食事も口に合わないことはない。上手い。羊肉が苦手でなければ尚よろしい、などなど。良い事ばかり言うので何か不都合なことがあるだろう?と水を向けると、「酒が飲めないことかな」と。ピンクモスクが気になったのでネットで調べてみましたが、CGかと思うくらい緻密な内装に驚きました。イラン、行ってみたいですねえ。
●ラジオより
福本:
I・Yさん、お手紙ありがとうございます。素敵なお友達をお持ちでいらっしゃいますね。ところで芝田さん、お便りの中で絶賛されているシーラーズのピンクモスクって、ご存知でしたか?
芝田:
はい、実は私も、ずっと昔から一度行ってみたくて、つい最近、それが実現したばかりなんです。日本から遊びに来た友人と一緒に行ったのですが、ガイドブックで見て是非、ここだけは訪れたい、と友人からリクエストされたのが、このモスクでした。ピンクモスクは、日の差し込み方によって、ステンドグラスの映り方が変わるのですが、モスクの人によれば、季節は冬、さらに、冬の朝早く訪れるのが、一番よいのだそうです。
福本:
シーラーズのピンクモスク、ここは何といっても美しいステンドグラスで有名ですね。ちなみに、ペルシャ語での名称はマスジェデ ナスィーロルモルク、といいます。
●リスナーより
雨のことが話題になっていましたので、テヘランの気候を調べてみました。平均気温
16.4℃、年間平均降水量220ミリでした。気候的に過ごしやすい天候ですね。また、降水量は、ここ九州では2日でその倍以上です。
●ラジオより
福本:
お手紙の消印が7月11日になっているのですが、確か九州長崎周辺では、6月下旬に集中豪雨に見舞われたんですよね。その時のことをおっしゃっているのだと思うのですが。それにしても、2日間でテヘランの年間降水量の倍以上、ですか?逆にテヘランの降水量が少ないから、とも言えますけれど。
芝田:
そうなんですね。そういえば、テヘランはもう2ヶ月ほど、雨が一滴も降っていないような気がします。曇りの日すら、少ないですよね。・・・と思っていたら、昨晩久しぶりのお湿りがありました。でも湿度も毎日一桁か、あっても十数パーセントです。日本とは本当に全く気候が違いますね。先日は家に飾ろうと思って買った花が、一日花瓶の水を替えなかったら、そのまま花の部分が乾燥してしまいました。
福本:
そのつもりがなくてもドライフラワーになってしまうんですね。
●リスナーより
この手紙がいつ頃到着するのかわかりませんが、とうとう梅雨入りしてしまいました。この時期の雨は非常に重要で、空梅雨なら夏の水不足が心配になってしまいます。幸いにも断水を経験したことがなく、水道の蛇口から水の出るのは当たり前の生活を続けています。これが海外旅行に行くと全然異なり、今更ながらのカルチャーショックを受ける事があります。テヘランの水道事情は如何でしょうか?
●ラジオより
福本:
カルチャーショックを受けたとおっしゃるご旅行先はどちらだったのでしょうね?蛇口から水が出てこなかったのでしょうか。そして、夏の水不足、これはテヘランも毎年深刻な問題ですよね。幸いなことに、ここ数年は長時間に渡る断水ってないように思いますが。
芝田:
そうですね、幸いなことに。でも数日前に、私の家でも水が止まりました。夜中に突然です。あのときはやはり困りました。私の家では、夏の間、何度か断水がありました。まあ一時的なもので、すぐに戻るのですが、やはり不便です。何年か前までは、テヘランの水道水は清潔で飲むことができる、と言われていたのですが、ここ数年は汚染が進んでいるらしく、最近では「警告のレベル」とも言われているそうです。そのせいか、私が住むアパートでは、浄水器の注文を受け付けます、というお知らせが周ってきました。
●リスナーより
日本では今日、七夕でしたがあいにく天気は午後から曇ってきて、夜空の天体ショーを見ることができませんでした。織姫と彦星が出会うという中国から伝わった伝説は、イランの人々の間でも知られているのでしょうか?
●ラジオより
福本:
夫の姪っ子は星が好きで、部屋中に惑星や星雲などの写真、ポスターを貼っていて、小さい頃は天文学者、今は宇宙に関わる仕事に就きたいと言っております。そんな彼女によると、この種の星にまつわる話は聞いたことがないということなのですが。
芝田:
そうですね、私も何人かのイラン人にこの話をしたことがありますが、ロマンチックだーと気に入られても、知っているという人はいませんでした。
福本:
ところで、天体ショーというわけではありませんが、イランで見る星空もなかなかのものですよね。
芝田:
私はカスピ海沿岸とテヘランを結ぶ街道で、ここは山間の、日光のいろは坂のような道なのですが、夜中に本当に満天の星を見たことがあります。標高が高いせいか、空に近いような気もしました。あとはイランにいる間に、是非、砂漠の星空を見てみたいと思っています。
福本:
本当、降るような星空、私もぜひ見てみたいです。