2016年8月12日(北川・上野)【音声】
今週の金曜広場もお聞きください。
●リスナーより
今日の放送を聴いていたときには、やや雨脚も弱くなっていたのですが、昨晩から早朝にかけて土砂降り状態でした。梅雨の末期には大雨となることが多いようですが、果たして例年より早く梅雨明けとなるのでしょうか?梅雨明けは待ち遠しいものですが、雨が少ないと水不足が心配になる地域もあり難しいところです。今週は梅雨明けかと思われる気温上昇もありましたが、以外にも風があり35℃超えの猛暑日にもかかわらず、過ごしやすい感じでした。湿度が少なければ、幾分過ごしやすいと思われます。自宅のエアコンも除湿で稼動していることが多く、じめじめ気候を耐え忍ぶだけです。イランで「猛暑」なる言葉があるのかどうかわかりませんが、日陰にさえ入れば過ごしやすいのでしょうか
●ラジオより
(北川)私は7月下旬に一時帰国して関東地方に滞在していたのですが、25日あたりにようやく梅雨明けで、今年は遅いという印象を受けました。その後は蒸し暑かった記憶があります。テヘランもこのところ、夜に入るとすこし気温が下がるかな、という印象を受けますが、やはり日中は暑く、毎日最高気温は30度代後半です。
ちなみに、上野さん、暑い夏でも日陰に入ると比較的過ごしやすいと思うのですが、それも程度の差ですよね?私はどちらかというと暑がりなので、どうしても暑く感じてしまうのですが。
(上野)
イランは湿気が極端に少なく、乾燥していますので、日本のじめじめした夏とは暑さの質が違いますね。同じ30度と言っても、体感温度が全然違います。イランは気温が高くなればなるほど、太陽の照りつけが強くなるように思います。なので日陰に入ると比較詩的涼しいように思いますが、いかがでしょう?
(北川)そうですね。暑い夏でも、公園や野山の日陰で過ごしているイランの人々、よく見かけますよね。あと、日陰で水辺という条件だと、自然のクーラーといった趣で涼しいですね。
●リスナーより
貴国には日本の梅雨のような雨季はないということですが、テヘランのような中央部の高原地帯でも、4000~5000m級の山脈が走っており、標高の違いや砂漠地帯もありますし、標高が低い地域も北部のカスピ海に面した地域と南のペルシャ湾に面した地域とではかなり気候も風土も異なるのだろうと思います。地図で見ていると国土の中央の高原地帯の西よりのほうに比較的大きな都市があり、人口が多いのかなと思いますが、どうなんでしょうか?なかなか日本では報道されることのない多彩な魅力を持つ貴国のことをこれからも放送で紹介していただけると幸いです。
●ラジオより
(北川)中央の高原地帯の西よりの比較的大きな都市というのはハメダーンなのか、ケルマーンシャーなのかよくわかりませんが、こういった地方都市も、テヘランほどではないにせよ、それなりの人口を抱えています。そして、ご指摘の通り、イランの気候は非常に多様です。どうしてもわれわれはテヘランを中心に考えてしまいますが、イラン全体の気候については、一概に乾燥してて、湿度が低くて、ということはいえません。
音楽コーナー:
●リスナーより
イランのPOPSをはじめて聞きました。少しびっくりですが、音楽に国境はありませんね。ほかにもどんなジャンルがあるか、大変興味深くお聞きいたしました。お国柄ロックとかはないでしょうし、「女性歌手」はいらっしゃらないのですよね?よかったら教えてください。
●ラジオより
日本のようにアイドルグループは存在せず、また女性歌手は大幅な活動が認められていませんが、へヴィメタルギタリストの作品については、数回にわたり紹介してきましたし、また、ロック風のテイストを持った作品は、近年しばしば出ています。
そんなわけで、今夜はギタリストでボーカリストのカーヴェ・ヤグマーイーの最新の作品をお届けします。シャベ・サルド、ペルシャ語で「寒い夜」です。
●リスナーより
イランの料理によくサフランを使用していますね。それとアーモンド等、ナッツ類も使用されています。味がいまいちよくわかりません。
●ラジオより
(北川)さて、上野さん、サフランはともかくとしても、ナッツ類を使う料理、何か思い出されるものはありますか?確かに、日本だと少ないですよね?
(上野)サフランは、日本であれば、スペイン料理のパエリアで使用されているくらいでしょうか。確かにあまり馴染みがないですよね。イラン料理でナッツを使う料理だと、フェセンジャーンという煮込み料理がありますね。これは鶏肉と、クルミを砕いたものとザクロペーストを甘酸っぱく煮込んだ料理で、お米と一緒にいただきます。フェセンジャーンは見た目からは全然想像できない味ですよね。日本にはない味です。
(北川)ただ、ナッツ類が使われるもので、思い出すのはお菓子かと思います。イランならではのナッツ類を使うお菓子、上野さん、何かありますか?
(上野)ナッツはいろんなお菓子に使われていますよね。バグラバが一番有名でしょうか?
(北川)そうですね、蜜漬けのナッツパイ、バクラバが一番ポピュラーですよね。あと、主役ではないものの、ギャズというイスファハーン名産のヌガー状のお菓子にも、ナッツは欠かせません。ピスタチオやアーモンドなど、ナッツの含有量で値段が変わってきます。また、北西部タブリーズには、ゴラービエという胡桃やアーモンドの粉を使って焼き上げた、日本で言うとマジパンみたいなお菓子があります。これも、おいしいです。
●リスナーより
サフランは黄色い粉でしょうか?カレーにかけるとおいしいアレですか?イランにはカレーはありますか?
●ラジオより
(北川)おそらく、カレーにかけておいしいアレはガラムマサラかとおもいますが、いかがでしょうか?ガラムマサラやカレー粉のベースとなっているのは、ターメリックであり、サフランではありません。サフラン自体は赤くて細い線状のもので、お湯に入れたりすると黄色い色が出ます。
あと上野さん、イランにカレーがあるかについてですが、フーシュファルスタッフによるとあるそうです。
(上野)イランは、スパイスは結構使う方だと思いますが、唐辛子は使いません。ただ南のペルシャ湾岸の地域では辛い料理があると聞きます。北川アナは食べたことがありますか?
(北川)湾岸のピクルス、ということで唐辛子入りのものを食べたことがあります。あと、魚入りの辛目のシチュー、ゲリエ・マーヒーも食べたことがありますが、それでも、イランの料理は全般的に、辛くはないです。
インタビューコーナー:
クラリネットでイラン音楽を演奏する日本人演奏家の石川めぐみさんのインタビューの最終回をお届けします。今夜はイランの笛、ネイの練習方法や、イラン音楽の魅力、そして今後の活動についてお話を伺ってみました。