8月 17, 2016 19:26 Asia/Tokyo

今週の金曜広場もお楽しみください。

芝田

さて、北川さん、最近、テヘランは涼しくなってきたように感じます。

日本は熱帯夜が続いているとか、各地で観測史上最高とか、ニュースを見ているだけでも暑さが伝わってくるようです。最近、日本に帰られていましたが、どうでしたか?

北川

関東地方では梅雨が続いていたために、帰国して数日は過ごしやすかった記憶があります。梅雨明けからは一気に蒸し暑くなりました。さすがに観測史上最高の暑さまでには至っていませんでしたが、暑かったことに変わりはありませんでした。ただ、本格的な日本の夏を過ごしたのは6年ぶりでしたから、そういう蒸し暑さも懐かしく感じられました。

芝田

日本の夏、懐かしいです。

 

●リスナーより

「涼しさを求め、山形県と秋田県のみちのく一人旅をしてきましたが、どこも暑くて大変でした。おいしいグルメをたくさん食べて来ました。少々体重増を気にしましたが、一日平均1万5000歩の町歩きをしたので、予想に反して体重はキープしています」

 

●ラジオより

芝田

お便りありがとうございます。

みちのく一人旅、うらやましいですね。一日平均1万5000歩はすごいと思います。私もイランで生活していると、最近はほとんど歩くことがなくなりました。

北川

車社会のイランですと、バスだけでなく、乗り合いのタクシーの路線も充実しているから、車持っていなくても歩かないんですよね。このあたり、日本のリスナーの方にはあまりぴんと来ないかと思われますが、電車や地下鉄で通勤する場合、乗換えとかで、1日1万歩とはいきませんが、おそらく、それなりに歩いているですよね。車を持っているとなおさら歩くことは少ないと思いますが、どうでしょう。

芝田

本当に私はテヘランで、歩かない生活を送っています。そのせいか、日本に帰ると、駅まで歩くのや、電車の乗り換えの際の移動でさえ苦痛になっています。そういえば、日本では一日何歩、と万歩計で数えたりしますよね。イランで万歩計を見たこと、ありますか?つけてるイラン人を見たことがないような気がします。イランでは、一日何歩、と数えるのではなくて、何分歩く、というように、時間で計られていますね。周囲のイラン人に聞くと、健康を維持するためには、一日30分のウォーキングがいいと言われているそうです。

北川 

万歩計を持っている人は見たことがないですが、ジョギングやウォーキングをしている人は、たまに見かけます。

芝田

早朝の公園に行くと、結構多くの人が運動をしていてびっくりします。

 

●リスナーより

「早めの出勤は、日本語スタッフは慣れましたか?」

ということですが、北川さんは、慣れましたか。

北川

最初は、調整がなかなか難しかったです。今は慣れました。このところ、朝6時半ごろには起床しています。

芝田

それは早いですね。私も慣れてきましたが、町の中の様子が時間帯によって異なるので、最初のうちは新鮮さを感じていました。太陽もまだ日差しがそれほど強くなく、朝の出勤時間は渋滞のラッシュとはちょっと時間が外れているので、思っていたほど道路も混んでいません。ただ、帰りはこの時期、暑くて車の中が蒸し風呂のようです。

 

●リスナーより

「先日は、伝統工芸、ペイズリーや刺繍のお話でした。市民図書館で“カシミールショール、変化するペイズリー模様”という本を見つけ、借りて読んでいます。北インド、カシミール地方で誕生したといわれる、繊細で緻密なペイズリーは本当に芸術ですね。イランの伝統工芸、文化遺産をいろいろ紹介してください。楽しみにしています」

 

●ラジオより

芝田

さて、ペイズリーについては、イランからインドにかけての地域が発祥地だと言われているそうです。

北川

そうですね。イランでは絨毯だけでなく、南東部ケルマーンの刺繍細工、そして中部ヤズドのテルメとよばれる美しい織物にも使われているようです。

芝田

ところで、北川さんは、いろいろイランの芸術、伝統工芸にも詳しくて、興味を持っていらっしゃるようですが、リスナーから、いろいろ紹介してください、というリクエストを頂いているので、簡単にご紹介ください。北川さんが日本人にお勧めするイランの伝統工芸品は何でしょうか?

北川

価格がそれなりにリーズナブルで、純粋に美しさ、人目を引くという点では、中部イスファハーンのミーナーカーリーというエナメル細工ですね。イランのモスクのような色彩の美しいミーナーカーリーは、イランに行った記念になりますし、人に贈っても喜ばれます。また、プリント更紗のガラムカーリーも、テーブルクロスなどの敷布としてよいですし、ほかの伝統工芸品に比べて安いというのもうれしいです。そういう点では、先ほど出た中部ヤズドのテルメも、錦織のような美しさを持っているため、お勧めです。絨毯や、日本ではキリムとして知られるゲリームは、ちょっと高いですが、手織りは基本的には1点ものなので、予算との相談ですね。最近はシルクじゅうたんでも機械織りもあり、こちらは手織りと比べて、安く手に入ります。

芝田

はい、いろいろ挙がりましたが、シルクのじゅうたんの機械織りがあるんですね。イランの伝統工芸品は、手作りのものだと、本当に手作り感が出ていますよね。

 

●リスナーより

「NHK-BSプレミアムで、鶴田真由イラン紀行」という番組が放送されました。シラーズのピンクのモスク、バラ水用のバラの花摘みなど、今までにIRIBの放送で聞いていたものを観て旅行した気分を味わいました。」

 

●ラジオより

芝田

そんな番組が放送されていたんですね。

北川

この番組、私の友人の間で話題になっていました。私自身は見ていませんが、イランの魅力を紹介していたということです。

芝田

この番組で放送されたというシーラーズのピンクモスク、前回の金曜広場でも話題になったのですが、北川アナは訪れたことはありますか?

北川 

はい、とはいえ、少し時間をはずしてしまったので、一番いい時間帯にはいけませんでした。ステンドグラスの光がモスクの中に差し込む時間を見ていくと、とても美しい光景が見られるようです。

芝田

このモスク、太陽の光がステンドグラスから差し込む様子が美しいことで知られています。その差し込み方が、時間帯によって異なるのがまた、風情があるんですよね。

では、バラ水用のバラの花摘みはいかがでしょう?

北川

はい、こちらもゴールデンウィーク前後のシーズンに行きました。とにかく大量のバラが見られるのがすごいです。バラ水を取るのに、1回でバラの花20キロほど使うんですよ。この大量のバラ、近くのバラ園から毎朝集められるんですが、シーズンになるとそれだけ多くのバラが咲くんです。

芝田

1回でバラの花20キロとはすごい量ですね。このバラ水、ローズウォーターに使われるバラ、ダマスクローズは、独特のピンク色をしていますよね。一面に広がる花畑はきっときれいなんでしょう。