ヘビノボラズ(メギ属の植物)
10月 25, 2016 15:22 Asia/Tokyo
イランで日常よく使用されている食材の1つに、ペルシャ語でゼレシュクと呼ばれるメギ属の植物の実があります。
これは、ヘビノボラズとも呼ばれ、英語ではバーベリーと呼ばれています。日本では、あまりお目にかかることのない食材の1つと言えるのではないでしょうか。一見干しぶどうのように見えますが、干しぶどうよりも明るいえんじ色で、イランではサフランで黄色く染めたライスに振り掛けることが多くなっています。しかし、このほかにも使用法があると知り、驚きました。先日、主人が大量にこのゼレシュクを買ってきて、その中に混じっているごみなどをより分けて欲しいと言いました。2,3キロはあるでしょうか。ライスに振り掛けて使うにしても、あまりにも量が多く、どうするのかと思いきや、これは煮詰めると美味しいジュースになるとのこと。数時間かけてより分けたゼレシュクを、こんどは鍋に入れて水を注ぎ、煮詰めること3時間。汁だけをこしとって冷蔵庫に入れて保管し、翌朝には綺麗なえんじ色のジュースの出来上がりです。ちなみに、ゼレシュクのジュースを就寝前に飲むと、高血圧や血行障害の緩和に効果があるとのこと。それ以来、私は毎晩寝る前にこのゼレシュク・ジュースを愛飲しています。
2016年10月25日 山口雅代
タグ