病気にかかることなく健康で快適な暮らしを送ることは、全ての人々の願いだと言えます。

スポーツや体を動かすことは、健康な生活を送る上で重要な役割を果たしています。

家族の健康維持のために薦められる方法の１つとして、スポーツや適切な運動があげられます。今日、研究者は病気や死亡の主な原因の１つは、体を動かさないことだとしています。スポーツなどで適度に体を動かすことは、身体と精神の健康の維持と増進に重要な役割を果たしています。

様々なスポーツは、多くの病気を予防するとともに、それらの治療にも効果的です。様々な研究調査の結果から、ゆっくりした動きの有酸素運動を少なくとも１日３０分、週に５日間行うか、もしくは１回につき２０分間の激しい運動を週３日行うことで、心臓疾患の危険性を８％減らすことが出来ることが分かっています。

さらに、研究者の見解では、身体的な活動を増やし、常にとっさの反応に出られるように体の状態を整えておくことは、早死にの危険性のほか、心臓病や動脈の疾病、高血圧、糖尿病といった慢性病の多くや、乳がんを初めとする各種のガンのなどのリスクとも関係していると言われています。

医師たちは常に糖尿病の要因の１つとして、運動不足を挙げており、加齢や肥満、家族や近親者に糖尿病患者が存在すること、妊娠中毒症といった中で、身体的な活動や肥満のみが改善の余地のあるものだと考えています。専門家の見解では、１年間にわたって食事制限とともに、通常のスポーツと適切な休息というプランを実施することで、最高血圧を下げることが可能であるとされています。このため、スポーツ選手には高血圧症はほとんど見られません。

スポーツは、６０歳から８０歳までの高齢者が適切な血圧を維持する上でも大きな効果を発揮します。それは、スポーツにより毛細血管が膨張し、血圧が正常範囲に収まるからです。特に、ウォーキングや登山は、高血圧を緩和できることが知られています。

世界的な統計によりますと、スポーツを行うことで慢性的、或いは突発的な心臓の痛みが和らぐのみならず、血栓がなくなることから、卒中を予防できるとされています。また、スポーツをすることで心臓や血管の内部に脂肪が沈殿しなくなり、このことは過去に卒中を起こした人の後遺症の予防にも関係しています。

今日、糖尿病の患者やインシュリン投与を受けている人々にとって、適度の運動が非常に大きな効果をもたらし、糖尿病による後遺症への対策に効果的であることが証明されています。

適度な運動はさらに、ガン患者の体の免疫システムを強化します。韓国の研究者の報告によれば、単純な運動の実施により、胃がんによる外科手術を受けた患者の免疫システムが強化されることが判明しています。このため、体内の免疫システムを強化する方法の１つは、体を動かしたりスポーツをすることだといえるのです。