12月 14, 2016 20:02 Asia/Tokyo
  • 進む道

数日前、15年来の大学の同級生など、何人かの友人の集まりがありました。

皆、それぞれの専門分野で成功している優秀な人たちです。修士課程、博士課程まで進み、それなりの研究結果を残しています。ところが、話していくうちに、彼らの多くが自分の現状に満足していないことが分かりました。法律を学び、博士課程を卒業した女性のひとりは、今後は法律以外の分野の仕事につきたいと言います。芸術に興味があり、そちらの道に進みたいとのことでした。詳しく聞いてみると、どうやら皆、大学に進む際、両親からどの道に進むべきかを指南されたと言うのです。子供の関心や能力、向き不向きは関係なく、“あなたの年齢では自分で判断ができないから”と言われ、両親が考える“将来性のある”分野に進むよう言われたということでした。最近はそういう傾向が少なくなり、両親が子供の意思を尊重し、自分たちの望みを子供に強要しなくなってきている、と聞きました。

2016年12月14日 サーベリー