カスピ海沿岸都市で、小さな和風料理店を発見
1月 26, 2017 19:35 Asia/Tokyo
先日、これまた所用ができまして、カスピ海の沿岸都市ラシュトとバンダル・アンザリーを訪れました。
当日はあいにくの雨模様でしたが、乾燥したテヘランの空気とは違う、カスピ海沿岸地域の日本に似た湿り気の多い気候を存分に味わいました。特に、港湾都市バンダルアンザリーでは、寒いながらもモーターボートによるアンザリー沼の遊覧を楽しむことができました。それからバンダルアンザリー市内を散策していたら何と、街角のあるお店の前に日本語で「うどん」と書かれた暖簾が垂れ下がり、何種類かのおそばのメニューが掲げてあるのにびっくり。さっそく中に入ってみると、このお店のオーナーは在日経験15年というイラン人ご夫婦のお店でした。オーナーの方は、久しぶりの日本人の客に大喜び。さっそく腕を振るって、日本で覚えてきたという和風のおそばを出してくれました。完全な日本食とはいえないまでも、雰囲気は十分です。こんなところで和風料理のお店に出会うとは予想外でした。日本語や、この地域で話されるギーラキー方言も交えながら、日本での体験談やらで話がはずみ、何と3時間近くも長居してしまいました。バンダルアンザリーを訪れる機会があったら、是非またこのお店に立ち寄りたいと思います。
2017年1月26日 山口雅代
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