7月 03, 2017 15:51 Asia/Tokyo

今週の金曜広場もお楽しみください。

(山口)さて、イランではイスラム教徒にとっての聖なる月・ラマザーン月も、ついこの間終わりまして、私の周りではそれまで控えられていた結婚式や誕生日のパーティーを催すという人が多くなっています。日本では、ちょうど今夜は織姫と彦星が天の川を越えて面会を果たすという、七夕の日に当たることと思います。そういえば、私も子どものころ、幼稚園や小学校でクラス単位で大きな笹の木に、1人ずつ短冊に願い事を書いて吊るしたことを懐かしく思い出しました。芝田さんは、七夕に関して何か思い出に残っていることはありますか?

(芝田)まず、断食月がようやく終わりました。仰るとおり、結婚式がまた始まっていますよね、また七夕ですが、私も昔は短冊に願い事を書いて、心を込めて吊るしていた記憶があります。よく駅なんかに、この時期になると大きな笹の木が飾られていたのを懐かしく思い出します。あと、ついつい、七夕の日には空を見上げてしまいますね。

(山口)日本にはこのシーズンにこういう年中行事があると言うことを、あるイラン人に話したら、「それはロマンチックですね。ペルシャ語では星祭りとでも言ったほうが相応しいでしょうか」というコメントが帰ってきました。イランにも願掛けの方法は色々ありますが、日本の七夕も奥深いものがあると思います。

●リスナーより

「今年のイラン暦ホルダード月14日は、イランイスラム革命創始者のホメイニー師が逝去されてから28回忌になるのですね。1979年にホメイニー師がイスラム革命の勝利したときのニュースが飛び込んできたのは、私が中学時代のことで、その様子がテレビに映し出されたことを今でも鮮明に覚えています。イスラム革命勝利後も、イラン・イラク戦争など困難な時期に、イランの人々を勇気付け、現在のイランの礎を築かれたことに尊敬の念をいだかずにはいられません。日本から、ホメイニー師の命日に哀悼の意を寄せる次第です」

●ラジオより

K・Oさん、ホメイニー師への哀悼のお言葉有難うございます。日本にもこういうリスナーさんがいらっしゃるということを是非、声を大にしてイラン人の方々お伝えしたいと思います。ホメイニー師が亡くなったのは1989年6月、確か昭和天皇が崩御して半年ぐらい後だったと思います。ホメイニー師は、世界に一大センセーションを巻き起こしたイスラム革命の指導者であることもさることながら、聞くところによりますと、生活は非常に質素だったそうです。実は、半年ほど前にイラン中部の町ホメインにある、ホメイニ師の生まれた家を見学してきました。確かに敷地や建物は大きかったのですが、装飾はほとんどなく、レンガと泥と藁、そして木材でできた本当に質素な造りでした。シーア派初代イマーム・アリーは、「大事を成し遂げることと贅沢は釣り合わない」という言葉を残していますが、ホメイニー師の生家を見学して、本当にその通りではないかと感じました。芝田さんは、ホメイニー師に関してどんな印象を持っていますか?

(芝田)イランの街中を歩いていても、どこに行っても、このホメイニー師の写真を目にすることが多いですよね。写真の中の姿からは威厳が感じられます。

(山口)そうですね、こうしてみてくると、ホメイニー師の生き方は、「虎は死して皮を残し、人は死して名を残す」という諺にも集約できる様な気がします。この世を去ってからも「あの人は良い人だった」と言われるような生き方をしていきたいと思います。

●リスナーより

「アーモンドの木の本物を、まだ見たことがありません。植物園などへ行かないとアーモンドの木が見られない日本に比べ、イランではどこでも見られるのですか。イランの人はチョコレートが好きなのでしょうか。日本の最近のチョコレートは甘さ控えめですが、イランのチョコレートは甘いものが多いですか」

●ラジオより

(山口)Y・Sさん、ご質問有難うございます。実のところ、私もイランに来るまでは、アーモンドの木や花を見たことがありませんでした。アーモンドは食べておいしいもので、木や花のことまで考えたことがなかったというのが本音ですが、イランでは春先にアーモンドがきれいな花を咲かせますよね?

(芝田)そうですね。なんといっても、イランでは春になると、生のアーモンドを食べることができますよね。これは日本では経験できないことなのではないでしょうか。私はこの生のアーモンドは、味がなかなか慣れないくて、どうしてもあのアーモンドだと思えなくて、別の食べ物のように感じています。さくさくとした食感でちょっと酸っぱい気がします。本当に短い期間しか出回りません。

(山口)それから、イランのお菓子に関してですが、日本の和菓子と比べて、チョコレートを初めとするイランのお菓子は、甘みだけでなく、バラ水の風味も幅を利かせていると思いますが、いかがでしょう?

(芝田)そうですね。アイスにもサフランやバラ水が入っていますよね。

(山口)イランは、お客様を自宅でもてなすのが普通ですし、その際にもおいしいお菓子や果物は欠かせないですよね。

●リスナーより

「イランの病院または薬局では、最大で何日分まで薬を出してくれるのですか?日本でも医薬分業化が進んでいますが、イランでも同じですか?」

●ラジオより

(山口)Y・Sさん。もう1つのご質問有難うございます。以前は日本ですと、お医者さんや病院にかかった先で薬も出してもらえるのが一般的だったようですが、最近日本に一時帰国した際に、日本でも「この処方箋を持っていって薬局でお求めください」のパターンが増えていて少々びっくりしました。私の自宅のそばにも24時間営業の薬局がありまして、いつ前を通っても混雑しています。イランでお医者さんにかかって薬を出してもらった経験がありましたら、是非聞かせてください。

(芝田)まず、イランでは私が来たころからずっと医薬分化されていました。処方される薬は1週間から2週間分でしょうか。私は何度かイランで病院に行ったことがあります。一度、夜中に熱が高くなって、悪寒がとまらなくなったので近くの救急病院に歩いて行ったのですが、そこで熱を下げるための薬を処方されたんですよね。ところが病院の方にはお医者様がいましたが、薬局はしまっていて、どこか近くの薬局はないかと聞くと、近くにはないとのこと。熱があって苦しかったので、翌日まで待って薬を買いに行ったことがありました。

(山口)とにかく、お医者さんにかかるのに待合室で長いこと待たされ、その上に苦い薬を処方されるのは本当につらいものです。日ごろから健康管理に留意したいと思います。