2017年7月21日(北川・福本)
(北川)さて、本日2017年7月21日金曜、イラン暦ティール月30日は、ラジオ日本語開局記念18周年ですよね。まずは、おめでとうございます。
1999年の開局から、すでに18年ということで、開局ほぼ当初からラジオ日本語をご覧になっている福本アナからすれば、感慨もひとしおですよね。おそらく1999年のその日は、私は学生で、ペルシャ語を勉強して間もなかったので、読めないペルシャ語資料を何とかして読もうと思って、夏休み中に奮闘していた記憶があります。さて、福本アナ、今年18歳になるラジオ日本語、1999年当時と比べて、いろいろ変わったところがあると思いますが、どんな形で成長されたのでしょうか。
(福本)私が、入局したのは開局して半年ほど経った頃で、アナウンサーとしてきちんとシフトに入ったのは2000年の春からだったでしょうか。当時は30分番組だったので、スタッフの数も今よりは少なかったですよね。ラジオ日本語の部屋に一台しかパソコンがなくて、翻訳スタッフは手書きでニュース原稿を書いていました。短波放送で番組を提供しつつも、やがてインターネット環境の目覚ましい発達に伴って、一時期短波放送が休止され、ネットだけでの提供になったこともありました。リスナーの方々の短波放送復活を望む声が後押しとなって、短波再開に漕ぎつけたのは今も忘れられない出来事です。その後、放送時間が一時間に拡大されて、現在に至るわけですが、リスナーの皆様の短波放送への拘りは、お便りからも伝わってきますね。リスナーの皆様には、あらためてお礼を申し上げたいと思います。
●リスナーより
6月7日、テヘランでのテロ事件によって犠牲となられた方、ご遺族の方々、そして負傷された方々にお見舞いの意をささげたく思います。
テロにより、国会とホメイニー師の霊廟が襲撃されたことを知り、驚いています。被害にあった方々のご冥福をお祈りすると共に、襲撃にあった国会の審議が粛々と進められていることにエールをお送りいたします。
●ラジオより
(北川)福本アナ、じつはこの間、事件の現場付近に行ってきたんです。国会の周りは楽器店が多く、楽器店に用事があったんですが、テロ事件のあった建物も、その痕跡はまったく確認できませんでした。また、テヘランも特にテロがあったから緊張している、という雰囲気はなく、今は平常そのものですよね。
(福本)そうですね。市民生活はすっかり元通りですよね。でも、IRIBの出入り口はあれ以来パトカーと警官が常駐していますよね。出勤してパトカーを見る度に気を引き締めています。
●リスナーより
妻とマレーシア・ジョホールバルに行ってきました。ご存知の通り、マレーシアも貴国同様、イスラムの国ですから、いくつかの「モスク」も見ることができましたし、朝と晩に流れるコーランを聞きながら、異国情緒を満喫いたしました。特に今回はラマザーン月でしたので、大変貴重な経験もいたしました。2日目の夕方、ホテルからタクシーで30分ほどのところにある大型ショッピングセンターに買出しに出かけました。ドライバーに「19:30に迎えに来て」と頼むと、「21:00過ぎじゃないとダメ」といわれたので、自分たちでタクシーを確保して帰るといって別れました。早めに買い物を終え、タクシー乗り場で流しのタクシーを待つことにしました。待てど暮らせど一向にタクシーが来る気配はありません。かれこれ1時間ほど過ぎたときに、気づきました。「ラマザーン月だから、日没後、祈りをささげ、家族でお食事!」肌でイスラムを味わった瞬間でした。この年になってもまだまだ知らないことばかりですが、「新たな発見」が若さを保つ秘訣かな?皆様におかれましても、なにとぞお体をご自愛の上、健やかにお過ごしください。
●ラジオより
(北川)イスラム文化を肌で感じられたとのことで、こういった知らない国での文化の発見、旅行ならではの楽しみですよね。さて、福本さん、イランからマレーシアに旅行で行く人は多いですよね。私の携帯には、よくマレーシア旅行に関する広告メッセージがとどくのですが、お知り合いで旅行された方などいらっしゃいますか?
(福本)はい、マレーシアに親戚が住んでいるという人、マレーシアに子どもを留学させたという人、旅行に行ったという人、それぞれ知り合いの範囲でいますけれど、マレーシア、人気がありますよね。私自身は行ったことはないのですが。
(北川)私もラマザーン中にマレーシアに滞在したことがあります。夕方ぐらいから出店が出始め、夜になるととてもにぎやかになります。ひとつ心残りだったのは、その時期、大きなホテルではたいていラマザーン・スペシャルビュッフェがもよおされ、いろんな料理が出るのですが、スケジュールの都合でそれが食べられなかったことです。
●リスナーより
イランのキリスト教会にはパイプオルガンは備え付けられていますか。
●ラジオより
まずイランのキリスト教会のパイプオルガンですが、私はこれまでアルメニア正教とアッシリア正教の教会に行ったことがありますが、残念ながらパイプオルガンは見たことがありません。イラン北西部のオルミーエはキリスト教の教会が多いことで知られ、いくつか回っても、そういった据え置きの楽器を見ることはありませんでした、ただ、プロテスタント系の教会では、ギターを使って賛美歌を歌っていたのを見ました。コードを弾いていたという形の比較的単純な演奏だったのを覚えています。
音楽コーナー
ポップス作品から、ルーズべ・ネエマトッラーヒーで、「ナファス・ナファス」です。
●リスナーより
先日サッカーW杯最終予選、日本対イラクの試合がテヘランで行われましたが、現地時間の夕方5時にもかかわらず、気温37度を越える酷暑で選手が次々と動けなくなるという光景がテレビに映し出されました。ところで、イランのかたがたは、夏の暑さ対策として、どのような工夫をされてすごされていますか。紹介していただければ幸いです。
●ラジオより
(北川)福本アナ、6月23日の金曜広場でもすでにそのときの様子を伝えられましたが、確かにこの時期の日中は気温が40度にも上がるので、暑くて歩きたくないですよね。ただ、ここの事務所の猫みたいに、日陰に入れば、そこまで暑く感じませんし、最近はバスや地下鉄などの公共交通機関では、クーラーの入っていることが多いですし、なんとか過ごせるという感じです。日傘とか、日焼け止めとか、日本だと気にすることが多いですが、ここではあまりそういったことも気にすることもなく、またそれほど必要がないような気がするのですが、いかがでしょうか。
(福本)日よけとして傘をさす、という習慣はありませんよね。でも日焼け止めについては、ドラッグストアに行くと、イラン製、外国製ともに様々なメーカーのものが並んでいますから、最近は女性たちの意識も変わっていて需要はあるのでしょうね。何より、真夏の日中に出歩くという無謀なことはしない、これに尽きるような気がします。
インタビュー:
福本アナによる、東京都杉並区にあるペルシャ絨毯のお店バハールのギャッベを織る教室でのインタビューをお届けしました。