2016年3月11日(中村・鈴木)【音声】
今週の金曜広場をお楽しみください。
●リスナーより
1月上旬は、暖冬の影響で雪が降らず、暖かい日がありましたが、1月下旬になりまして本格的な寒さになり、20日に寒波が日本列島をおそい、私の住んでいる美濃市でも大雪が降り数センチ積もりました。私も明け方に少し雪かきをしましたが、次第に天候がよくなりとけ始めました。しかし、急に気温が下がったので、少しカゼをひきました。25日には南国である奄美大島や沖縄といった雪が降らない地域でも雪が降り、ニュースでは奄美大島では115年ぶりの雪と言っていました、この雪で九州では断水をしたところもあったそうです。
●ラジオより
中:私の実家は九州なのですが、先日実家に電話をしたときに、このことを聞きました。実家のあるあたりでも20年ぶりの大雪だったそうです。そして、急激な気温の低下で水道管の破裂が相次いだそうです。父はニュースで言っていたので、外の水道管に布やビニールを巻いたり、井戸水のポンプは水抜きをしたりしたそうで、水道管が破裂することはなかったそうです。イランは予報では今年の冬は寒くて雪が降るといっていたのに、あまり降りませんでしたね。
鈴:そうですね、確か1月15日の金曜広場でも今年の雪についてお話しました。私の住んでいる地域、テヘランの北西部では、それまで3回ほど雪がありましたが、いずれも30分とか半日以内の短い時間の降雪だったとお話したかと思います。それ以後も2月の上旬に2回降り、回数的には5回と言うもののいずれも大雪にはならなかったですね。11月の上旬に初雪があったころは家にいてもとても寒かったので、毛糸の靴下をはいたり、暖かいラクダの毛で編まれた厚手のカーペットを購入したりもしたのですが。
●リスナーより
イランの富裕層の家庭では、外国人のメイドさん、お手伝いさん、家政婦を雇うことはありますか?
●ラジオより
中:革命前は、フィリピン人をはじめとする外国人のメイドさんもいたらしいのですが、今ではあまり聞きませんね。ただ、お手伝いさんを雇っているうちはありますよね。
鈴:そうですね、それぞれの家庭の事情によって違うと思いますが、週に何度来て貰うとか、高齢者の家庭や体が不自由な方のお家ですと、毎日通いのお手伝いさんを雇っている方もいますね。私のあるイラン人のおばあさんは、娘さんが結婚して独立してからも、長年住み慣れた家に住みたいとのことで、介護が必要な為、住み込みのお手伝いさんを雇っていました。それにちょうど今、イランの年末お正月の前の数週間は“ハネ・テカニー”といわれる大掃除、それも家を揺るがすほどの大掃除が各家庭で行われています。とにかく、台所のキャビネットの中や風呂場、洗面所、物置などだけではなく床、壁、天井まで磨き上げるというものです。ですからお手伝いさんを半日、1日と雇う人も多いですね。中村アナはこのイラン人主婦の誇りとも行事とも言われる“ハネ・テカニー”おやりになりますか?
中:はい、と堂々と言えるものではありませんが、まあイラン人主婦の簡易バージョンくらいにはやります。ですが、床はともかく、壁や天井は一度やってあまりの大変さに懲りてしまったのでもう二度とごめん被りたいですね。
●リスナーより
2月も半ばを過ぎました。本当に早いですね。日本では1月は行く、2月は逃げる、3月は去るといいます。時の流れの速さを的確に表している言葉と感じます。イランでもこのような言葉はありますか?
●ラジオより
中: 鈴木アナ、何かご存じでしょうか。
鈴:はい、このお便りの中のいちがつ・にがつ・さんがつ の頭の音のゴロあわせで行く、逃げる、去るというのはおもしろいですね。イラン暦ですと1月は春の月の始まりでファルヴァルディーン、2月はオルディーベヘシュト、そして3月はホルダードです。あるいは1.2.3.をイェキ・ド・セと言いますが日本語のようにはならないですね。日本では“光陰矢の如し”とも言いますがこれに似た言葉はあります 。“時が経つのは風、稲妻の如し”あるいは“瞬きをする間の一生”といったことばです。
●リスナーより
お祭りといえば屋台、日本のお祭りに出るような屋台のようなものはイランにはありますか?
●ラジオより
中: まず、日本のようなお祭りはありませんが、屋台はどうでしょう?
鈴:ここで仰る屋台と言うのは縁日や何かの行事のときに出店する屋台店の事ですか?それとも祭りに出す山車とか神輿のことでしょうか?中村アナは即、屋台店と理解されたようですが・・・、
中:お祭りのときの山車を屋台とも言うとは初めて知りました。余談ですが、私の地方ではだし、とかおみこし、とは言わず、「やま」というんですね。
鈴:お祭り、フェスティバルといったものですといろいろとありますよね。サーヴェのアナール(ザクロ)フェスティバル、カーシャーンのバラ水フェスティバル、マッハラートの花のフェスティバル、それに各地の遊牧民によるフェスティバルなど。そしてそこではそのフェスティバルに関連したものが店や屋台で売られています。それにイスラームの祭りでは断食明けの祭り、メッカ巡礼の儀礼が終了する日の犠牲祭、シーア派の祭りでは、(初代イマーム・アリーが後継者として任じられた)エイデ・ガディーレ・ホンム、イマーム・ホセインの殉教を哀悼して行われるアーシューラーの祭り、またイランの新年“ノウルーズ” や(ノウルーズの終わりの日新年13日目の)スィーズダ・ベ・ダルもお祭りですね。なんだかお祭りの紹介になってしまいましたが、これらの日々には日本ほどではないですが、その行事に関連したいろいろな屋台も出ますね。
中:行事に関連した屋台というと、例えば、ざくろ祭りのときには、ざくろのジュースか何かの屋台がでるということでしょうか?
鈴:そうです。遊牧民のフェスティバルなどでは、その土地の特産品や料理などが屋台で売られます。
それでは、ここでインタビューをお送りいたします。 テヘラン大学日本語学科3年生、サハル・モサッラーネジャードさんへのインタビュー、今回は最終回をお送りいたします。