4月 03, 2016 21:18 Asia/Tokyo

芝田 さて、今日はイラン暦ファルヴァルディーン月13日、長かったお正月休暇の最終日ですね。出勤する途中でも、大勢のイラン人が緑の空間で過ごしている姿がたくさん見られました。

北川

そうですね。それこそ、公園とかでなくても、車道脇の芝生のエリアや郊外などで、敷物を広げてくつろいでますよね。それもそのはず、今日はイランで自然の日とされていて、外出し、緑の空間で過ごすことが奨励されているんですよね。

芝田

そうですね。ピクニックをしながらノウルーズの休暇の最終日を過ごします。そして、明日からはまた日常が戻ります。休暇中に会っていなかったイラン人同士の新年の挨拶があちこちで聞かれるでしょうね。

●リスナーより

「スペイン代理大使の観光関係の協定のニュースが、3月3日にありました。スペイン料理の店は岡山市だと10件はあると思います。スペインの生ハムとかソーセージはおいしいのですが、これに対応するイラン料理はあるのでしょうか?」

●ラジオより

芝田

Oさん、ありがとうございます。難しい質問ですね。北川アナウンサーは、どう思いますか?

北川

そうですね。全般的に豚肉というものが存在しないので、生ハムやチョリソーみたいなものはありません。ただ、イランにも牛肉や鶏肉を使ったソーセージやハム、サラミはあります。あまり調べていないのでなんともいえませんが、最近はいろいろ種類が出ているみたいですよ。

芝田

昔に比べて種類は増えましたよね。イランのハムは、中ににんじんやピスタチオなどが入ってるものがありますよね。色とりどりできれいです。私は鶏肉よりも牛肉のソーセージの方が好きです。ところで、テヘランに日本料理店はどのくらいあるのでしょうか?

北川

私が知るところでは1件ですね。私は中で食べたことがないのですが、鉄板焼きコーナーと寿司コーナーがあります。お値段も、それなりにするようです。

芝田

私は一度、そこのお寿司を食べましたが、まあまあでした。本当に結構いいお値段なんですが、イラン人もたくさん来ていたのが印象的でした。

●リスナーより

「アメリカでのイスラム教徒に対する誹謗中傷には驚かされますが、日本でもニュースにはなりませんが起きているんでしょうね。私は今から20年近く前に韓国の地方の町に行ったときに日本人だと知られるとやっかいだからしゃべるなといわれたことを思い出しました」

●ラジオより

芝田

Kさん、おたよりありがとうございます。こういう話を聞いていつも思うのですが、イランで嫌がらせというか、あからさまな態度を取られたことはないような気がしますが、北川アナウンサーはどうですか?

北川

いえ、特にはありませんね。むしろ日本人であるとつげると、歓迎をあらわにしてくれる人は多いです。

芝田

そうですよね。イランが親日でよかったと思っています。日本に関する知識も、私が考えているよりも高いように感じました。かつて日本で働いていたというイラン人から話しを聞いたりしたことのある人が多いからでしょうか。

●リスナーより

「3月に入り、日本では学生たちの卒業シーズンになりました。大学では男子はスーツ、女子ははかま姿をすることが多いのですが、イランでは卒業式で何か特別な服装はされるのでしょうか?」

●ラジオより

芝田

お便りありがとうございます。

今日から4月なので、もうすぐ入学式のシーズンになりました。さて、北川さんは、イランの大学にも通っていらっしゃいましたよね。イランの入学式、卒業式の様子、日本と違うところなどを教えてください。

北川

私が経験した範囲でよろしければですが。入学式のようなものはありませんでした。一部の大学ではやっているようですが、私が通っていた大学ではありませんでした。そのかわり、卒業式は参加しました。イランに留学する外国人留学生を対象とした、複数の大学の合同の卒業式で、イラン中部のイスファハーンで行われたんですね。テヘランから来る学生は昼からバスで移動して、イスファハーンで宿泊して、卒業式に出て、観光して帰るというプログラムでした。ちなみに、バス、宿泊費、食費は全て大学もちでした。が、私は仕事があったので、テヘランから夜行バスでイスファハーンに行き、卒業式だけ出て帰りました。また、特別な衣装というわけではありませんが、いわゆる角帽とアカデミックガウンは着用します。これはその場で貸してくれました。

●リスナーより

「イランのじゅうたん、ひとつは欲しいですね」

●ラジオより

芝田

イランのじゅうたん、私もこちらに住んでいる間にいくつか手に入れました。ひとつは絹糸と羊毛が織り交ざっているもので、結構年季が入っていて遊びに来る人によくほめられます。イランのじゅうたんは本当に奥が深いですよね。北川アナウンサーはじゅうたんに詳しいですが、まず、どんな模様や質のじゅうたん、どこ産のじゅうたんがお好きですか?

北川

そうですね。単純に鑑賞するのであれば、やはりシルク100%の絨毯は光沢があり、美しく好きです。これはテヘランの南の聖地ゴムで織られているものが多いです。芝田さんがお持ちの絹とウールの絨毯も、美しいので好きです。ウールのオーソドックスな絨毯で、個人的にすきなのは、南東部ケルマーンの絨毯で、これは黒の地に色鮮やかな草花、木や鳥の模様が織られています。ただ、自宅に敷く際、こういう華やかな絨毯は簡素な自宅では浮いてしまうので、南東部のバルーチの人々や、北東部のトルキャマーンの人々が織る、赤を基調とした幾何学的なトライバル模様を選ぶとおもいます。さらに、自宅や実家に限って言えば、絨毯よりも、平織りのゲリームのほうが合わせやすいかなとおもいます。日本の実家には、北西部の遊牧民のシャーサヴァン族が織ったと言われるゲリームがあり、これはとても気に入っています。オレンジを含む赤の地に、抽象的な鳥の柄が描かれており、なんというか、トライバルな雰囲気というか、RPGの世界にありそうな雰囲気があるんですよね。

芝田

私もゲリームは好きですね。日本人にも人気があるようです。鮮やかな色合いが素敵ですよね。じゅうたんの質は、裏側を見るといい、というのを聞きました。目が細かくてきちんと織られているものは、長持ちするし、品質がいいのだそうです。