2016年4月15日(中村・上野)【音声】
今週の金曜広場をお楽しみください。
●リスナーより
イランは今、石油関連で世界の注目を浴びており、日本のメディアでも、その選挙の動向が注目されていたりします。そして、まさに今日、2月29日夜、テレビ東京の『未来世紀ジパング』という番組で、「イラン沸騰!制裁解除で日本にチャンス!」というタイトルで、イランが特集されていました。番組の中では、アハバン氏という親日派の実業家が、イランに日本のスーパー銭湯を作って大成功したことが取り上げられていました。番組の後半ではイランに19もの世界遺産があり、貴局の番組でも頻繁に取り上げられているイスファハーンのイマーム・モスクが見られたり、イランの文化遺産が数多く紹介されたりしていました。貴局の放送でこれまでいろいろと学んできましたので、番組で言われていることにあまり目新しいことはありませんでしたが、日本の経済番組でイランが取り上げられていること自体、イランが注目を浴びている証拠だと思います。今回のイランに対するこの経済制裁解除を受けて、経済的交流を突破口に、イランの真の姿が一般の日本人にも知られることになり、日本とイランの友好関係が増進するのではないかと大いに期待しています。
●ラジオより
中:経済制裁が解除され、いろいろと期待が高まっていますが、さて、このお便りの中に出てきたスーパー銭湯ですが、実は私も、同じ人かどうかは分からないのですが、日本風のスパをオープンした人を知っています。お父さんの仕事の関係で日本で育ったイラン人女性ですが、日本の温泉のよさをイランでも広めたいと言うことでスパをオープンしたそうです。私は実際には行ったことがないのですが、私が通っていたクリニックのお医者さんが、――彼女は女性なのですが、そのスパに行ったそうで、もう天国のようだったとおっしゃっていました。パンフレットを見ましたら、マッサージがあり、畳の部屋もあり、また日本庭園を模した庭があり、なかなか日本の雰囲気を出していました。さて、上野さんは、イランではスパや温泉にいらしたことがありますか?
上:残念ながらまだイランの温泉やスパには行ったことがありません。温泉なら、北部のアルダビールなど、有名なところがたくさんありますよね。このノウルーズの休暇に、鈴木アナが温泉に行ったと言っていましたね。テヘランのスパは日本人の友人が行ったことがあって、なかなかよかったと言っていました。日本食もあって楽しかったと。お値段はそれなりにしたみたいですが。
中:そうですね。イラン人のお医者さんが行ったスパも値段を聞いて、それだけ出せばね~、と思いましたから。
●リスナーより
イランの生活について質問があります。以前放送の中でテヘランはあまり雨が降らないとおっしゃっていました。水不足になって取水制限になることはありますか。イランの上水道の状況はどのようなものなのでしょうか。飲用水はペットボトルの水を使っているのでしょうか。
●ラジオより
中:水不足による断水、10年以上前になりますがありました。当時上野さんはイランにいらっしゃいましたか?
上:いえ、おりませんでした。
中:私はとても記憶に残っているのですが、週1回、1日12時間断水で、朝起きてから水が出ないので断水に気づいたりしたことがあります。水をためるのを忘れると、本当に何にもできないんできないんですよね。ですから断水の日はサンドイッチですませる家庭が多かったようです。
さて、テヘランの水ですが、夏はとても冷たくて、水道水をそのまま飲むこともできますね。ただ、沸騰させると、やかんの中に水垢がついてしまうのですが、最近では浄水器をつける家庭も増えまして、浄水器を通した水は沸かしてもやかんの内側になにもつきません。こだわる人はミネラルウォーターを飲んでいるようですね。上野さんはいかがですか?
上: 私もドイツ製の浄水器を使ってかれこれ10年以上になります。イランの水は硬水なので、お茶を入れても日本のような風味が出ないのが残念です。
中:ただ、ミネラルの多い水は肉の煮込みには適しているそうで、柔らかく仕上がるそうです。
●リスナーより
食べ物の屋台もそうなのですが、金魚すくいのような屋台はイランでは見かけませんか?
●ラジオより
中:イランのお正月、ノウルーズの飾り物には金魚が欠かせませんが、イランで金魚すくいを見たことはありますか?
上:日本のお祭りのような金魚すくいは見たことがありませんね。
中:上野さんは、ノウルーズの飾り物、ハフト・スィーンは飾りますか?
上:私はイラン人の家族がいないので、ハフトスィーンは飾りません。毎年お店に飾ってあるハフトスィーンを眺めて満足しています。今年は、本当に色々な種類の、こった作りの飾りが町中に出ていましたね。
中:本当にきれいなそしておしゃれなものが増えましたよね。私も娘が大きくなっていっしょに飾り付けをするようになりました。金魚は昔は子どもが学校からもらっていたのですが、最近の学校は金魚を配ったりしないようですね。政府もノウルーズが終わったあとの金魚の扱いに困っているようで、今年は年頭の大統領の挨拶のときも、そばに飾られていたハフト・スィーンには、金魚の代わりにオレンジが入っていました。
中:それでは、ここでインタビューをお送りいたします。今回はテヘラン大学日本語学科3年生ネガール・ノウルーズィさんへのインタビューをお送りいたします。