2月 01, 2021 03:30 Asia/Tokyo

これから毎回、イランで使われている諺や慣用句の数々を皆様にご紹介してまいります。

イランは多民族・多文化、多様な気候風土や悠久の歴史、イスラムを初めとした宗教の影響を受けながら、数多くの諺や慣用句を生み出してきました。ペルシャ語にも数多くの諺や慣用句が存在し、それらは日常生活における人々の話し言葉やメディア、文学作品など、様々な場面で使用され、ペルシャ語をより豊かなものにしています。意味や表現法の点で日本語とほぼ同じ、もしくは似通っているのもあれば、日本語にはないイラン独特の諺も存在します。諺や慣用句には、その国や民族の伝統文化や風俗習慣、歴史、社会事情、気候風土、宗教、生活の知恵や教訓、物事の捉え方などが反映されていることが多く、非常に興味深いものと思われます。

このシリーズの開始に当たりまして、まずは日本語とほぼ同じ、あるいは類似したものからご紹介してまいりましょう。

今回ご紹介するのは「壁に鼠あり、鼠に耳あり」です。

ペルシャ語では、Divar mush darad, mush gush daradとなります。

日本語の諺にある「壁に耳あり、障子に目あり」とほぼ同じ意味で使われ、また文の前半と後半で韻を踏んでいることも特徴です。

 

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