2016年 5月 6日(芝田・福本)【音楽】
今週の金曜広場もお楽しみください。
芝田
さて、福本さん、今頃日本はゴールデンウィークの真っ只中ですよね。うらやましいです。
福本
そうなんですよね。そろそろ終盤にさしかかっているのでしょうか。きっとどこもかしこも人人人で賑わっているのでしょうね。
芝田
テヘランはここのところ、一気に気温が上がり、30度を超える毎日が続きました。緑が鮮やかで、テヘランはこの季節が一番、色彩が豊かになりますよね。今日は、そんな植物の話題からはじめたいと思います。
●リスナーより
「春になり、さまざまな色の花が咲きますね。イランの人は何色の花が好きなのでしょうか。赤やピンクなどの暖色系でしょうか。日本の黄は黄色系から始まって、ピンクや赤などの色の花へと変わっていきます。これは自然界の変化で、人為的にコントロールされた花は、さまざまな色が見られます」
●ラジオより
芝田
Sさん、ありがとうございました。テヘランでも、春になって高速道路沿いの花壇にさまざまな花が植えられるようになりました。イランらしくて独特だな、と感じたのは、ちょっと花の名前が分からないのですが、薄紫と朱色の組み合わせです。とてもきれいで目を引くのですが、日本人の感覚ではあまり思いつかない色の組み合わせだなーと感じました。福本さん、イラン人は何色のどんな花が好きなのでしょうか?
福本
オーソドックスな回答になってしまうのですが、赤いバラは大切な人に贈る花としては高いランクにあるような気がしますよ。
芝田
確かにそうですね。テヘラン市内では、花屋さんがあちこちに見られますよね。私の近所にも歩いて行ける距離だけで3,4軒はあります。誰かの家に御呼ばれしたときに、お花を持っていく人も多いですよね。その場合は花束だけではなくて、バスケットの中にきれいに飾り付けされたものなどが選ばれます。私の知り合いのイラン人のご夫婦で、けんかをするとだんなさんがいつも、奥様にお花を買って来てくれるというエピソードを聞いたことがあります。花束をもらって喜ぶのは、イランも日本も共通のようですね。
●リスナーより
「ここ数日、ノウルーズ便りとして、イランのノウルーズの風俗や習慣を番組でご紹介いただき、非常に興味深く拝聴しております。一般の西洋社会におけるクリスマスや新年の行事がどうしても商業主義に流されているのに対して、ノウルーズは宗教性に根幹性をおいた、伝統的で格調高いものであることが伝わってきました。資本主義で自由主義に踊らされている我々にとって、学ぶべきことがたくさんあるような気がいたしました」
●ラジオより
芝田
甲斐さん、お便りありがとうございました。甲斐さんのお便りを拝見していた、なるほどと思いました。たしかに、商業的な色合いよりも、純粋にこの歴史的な祝祭を大切にしようという感じが、イランのノウルーズにはある気がします。ところで、イランのお正月、ノウルーズ、あっという間に終わってしまった気がしているのですが、福本さんは、今年のノウルーズ、忙しく過ごしたと聞きました。
福本
そうなんです。ほら、お年始のご挨拶って、順番があって、まずは年下の者が年上、年長者を訪問することになっているんですよね。うちの夫は長男なので、3組の妹夫婦はまず我が家を訪問するんです。今年はその妹の子どもたちが相次いで結婚して、二組の新婚さんも加わって、本当に賑やかなお正月を過ごしました。
芝田
私は福本さんのお正月の過ごし方で、お墓参りにいらしたときのお話が印象的でした。最近も、イランは日本からお客様を迎えて講演会などが開かれるそうですね。福本さんも忙しく関わっていらっしゃるそうですが。
福本
あぁ、それは日本の笹川平和財団とイランの女性・家庭環境担当副大統領府、そして国際問題研究所の共催で開催される国際シンポジウムの件ですね。このシンポジウム、テーマが「平和と持続可能な開発に果たす女性の役割」となっていまして、私が忙しくしていたのは、テヘランの日本人女性の会でサフラン会というのがあるのですが、私が今期役員を仰せつかっている関係上、会員の皆さんにこのシンポジウムのお知らせですとか、取りまとめなくてはならない案件があったんです。ちょうど来週の9日月曜に開催されるのですが、日本からは安倍首相夫人の昭恵さんもお見えになられて基調講演をなさるそうですよ。
芝田
日本とイランの交流が、このような形でも行われているのですね。さて、ノウルーズが終わった後のイランの行事と言えば、ラマザーン、断食月でしょうか。今年もまだ暑い時期にかかるんですよね。
福本
今年のラマザーン月一日(ついたち)はカレンダーを見ると6月7日ですね。ですから、ちょうど一カ月後にはラマザーンが始まります。ここ数年は日の出から日没までの時間がとにかく長い時期と重なっていて文字通りの苦行ですね。
●リスナーより
「郵便物が行方不明になってしまう現在のイランの郵便事情に関して、イランの郵便局のトップはどのようにコメントしていますか、教えてください」
●ラジオより
芝田
Yさん、お便りありがとうございます。郵便物の紛失について、いろいろインターネット上で検索してみました。そもそもイラン国内では、郵便物は必ず、郵便局に行って直接やり取りをしてお金を支払います。ポストに直接入れて、ということはイランではありません。また、追跡システムもあって、今自分の出した郵便物がどの地点にあるのか、きちんと相手が受け取ったか、相手のサインまで、インターネットで調べることができます。ただし、海外向けの郵便物となると、その辺が難しくなるのかもしれません。POBOX、私書箱のシステムもあります。ところで、私のアパートには郵便受けがありません。だから郵便物が、建物の入り口の前にポンと置いてあることがあります。大事な書類、例えばパスポートなどの場合には、手渡しが基本で、きちんとサインを受け取ります。不在の場合には、手紙がドアに挟んであり、配達の人に直接連絡をして、再配達してもらいます。
福本
確かにリスナーの皆様からのお手紙、そして私たちからのリスナーの皆様への返信、一時期なぜか両方ともにうまく届かない、という時期がありましたね。でも発送も着信も個人宅ではなくてIRIB国営放送局なわけですからね。そこが何とも不思議なのですよね。
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芝田
ところで、福本さん、先日、サッカーワールドカップ・アジア最終予選の組み合わせが決まりました。
残念ながら、日本はイランと同じグループにはなりませんでしたね。もし同じグループに入っていたら、久しぶりの公式試合での直接対決が実現したのですが。
福本
えぇ、確かにそうではあるのですが、日本代表のグループには、イラクがいるんです。そして、イラクのホームゲームの開催はおそらく安全な第三国でやることになると言われていまして、もしかしたら、イラクの隣国、ここイランが試合会場に選ばれるかもという話も聞きました。ですからイランとではありませんが、日本代表の試合がテヘランで見られる可能性も、無きにしも非ず、ということです。でも多分、日本からの直行便が飛んでいるカタールの方が日本・イラク戦が開催される可能性は高いようなのですけれど。
芝田
両チームが揃ってワールドカップに出場できるといいですね。最終予選の試合は9月1日に始まります。