イスファハーン州;自然史博物館
6月 10, 2022 04:49 Asia/Tokyo
これまで数回に渡り、イラン中部にある歴史と芸術の町、イスファハーンをご紹介してまいりました。今回ご紹介するのは、イスファハーンにある自然史博物館です。
イスファハーン自然史博物館は、チェヘルソトゥーンの建物のすぐ近くにあります。イスファハーン自然史博物館は、創造世界と自然の歴史を紹介するものであり、生物から無生物にいたるまで、貴重な興味深い展示品が学術的な方法で保管され、文化や学術に役立てられるような形で、一般の人々に公開されています。イスファハーン自然史博物館は、イスファハーンのティームール朝の古い建造物であるティームールホールに、1989年3月に建設されました。
この博物館は、生物の世界、創造世界の偉大さ、全知全能の力に関する社会の人々の知識や情報を高める目的で設立されました。さらにこの博物館は、自然科学に関する研究の土台を整え、国家の貴重な自然遺産を保護することにも貢献しています。
この博物館の存在は、イスファハーンの他の貴重な歴史遺産と共に、この町の観光の見所に多様性を与えています。イスファハーン自然史博物館には、図書館、製作や修復のための工房の他、7つの展示サロンがあります。概して、イスファハーン自然史博物館は、自然科学に関する展示品の数と多様性、様々なレベルの教育、学術的な可能性への注目、特に大西洋や太平洋地域の貝殻、イラン古代の化石など、珍しい展示品といった点から、他に類を見ないものであり、独自の特徴を有しています。この博物館の歴史と数百年前の展示品の存在は、見る者に神の力と創造世界の偉大さを再認識させてくれます。