8月 03, 2022 18:03 Asia/Tokyo

中国人民解放軍東部戦区が、台湾周辺の海域と空域において軍事演習を実施します。

中国・新華社通信が3日水曜、報じたところによりますと、中国軍東部戦区は2日火曜夜、台湾島周辺で一連の合同軍事行動を開始しており、4日木曜正午から7日日曜正午まで台湾海峡で長距離火力実弾射撃、台湾島東方海域で通常ミサイル火力の試射をそれぞれ行うことを明らかにしています。

また、これに伴い安全のため期間中の同区域への航空機や船舶の立ち入りを控えるよう求めました。

さらに、今回の行動について、米国のこのところの台湾問題におけるネガティブな行動の重大なエスカレートに対する厳正な威嚇であり、「台湾独立」勢力の「独立」画策に対する重大な警告だとしています。

なお、日本の報道各社は「中国のこの行動は、米国のペロシ下院議長が2日に台湾を訪問したことへの対抗措置とみられる」と報じています。

一方、日本の松野官房長官は3日、中国が発表したこの軍事演習の予定海域に日本のEEZ排他的経済水域が含まれているとして、中国側に懸念を伝えたことを明らかにしました。

また「台湾を巡る問題が平和的に解決されることを期待する」と述べています。

今後ペロシ氏は3日にも韓国を訪問し4日木曜夜、日本に到着する見込みです。

中国は、台湾を自らの不可分の領土の一部とみなしており、常に他国政府関係者による台湾訪問や直接交流を、「1つの中国」の原則に反するものとみなしています。

 


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