駐北朝鮮ロシア大使、「米韓合同演習が北の核抑止力動員を誘発する恐れあり」
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北朝鮮駐在のロシア大使が、「米韓合同軍事演習が北朝鮮の核抑止力の動員につながる恐れがある」と語りました。
(last modified 2025-10-27T05:05:03+00:00 )
8月 08, 2022 18:45 Asia/Tokyo
  • アレクサンドル・マツェゴラ駐北朝鮮ロシア大使
    アレクサンドル・マツェゴラ駐北朝鮮ロシア大使

北朝鮮駐在のロシア大使が、「米韓合同軍事演習が北朝鮮の核抑止力の動員につながる恐れがある」と語りました。

ロシア・スプートニク通信によりますと、アレクサンドル・マツェゴラ駐北朝鮮ロシア大使は8日月曜、ロシアメディアに対し「米韓合同軍事演習・乙支(ウルチ)フリーダムシールド(Ulchi Freedom Shield)は北朝鮮にとっては挑発行為と捉えられ、北朝鮮の核抑止力の動員につながる恐れがある」と述べています。

また、北朝鮮のキム・ジョンウン総書記が先月27日の第69回祖国解放戦争勝利記念日の演説で、米国の北朝鮮への敵対心は変わらないこと、さらに北朝鮮は安全保障のためならば「米国との対話にも、いかなる軍事衝突に対しても用意がある」と述べたことに注意するよう促しました。

同大使によると、キム総書記は「米国と韓国が軍事的挑発を続ける場合、発生し得る危機的状況への対応として」核抑止力を動員する用意があると表明しており、またそういった挑発の一つとなり得るのが、米国と韓国が8月末に予定する合同軍事演習である、ということです。

韓国国防省は今月1日、米韓軍事演習「ウルチ・フリーダム・シールド」が今月22日から9月1日に実施されると発表しました。

なお、この演習では北朝鮮から侵略行為があった場合の首都ソウルの防衛行動、および続く反撃訓練が行われる予定です。

 


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