日米豪および、インドネシア・シンガポールによる合同軍事演習が開始、対中緊張のさなかに
8月 13, 2022 16:53 Asia/Tokyo
中国に対する緊張が最高潮に達している中、日米、さらにはオーストラリア、シンガポール、インドネシアも参加しての合同軍事訓練が、インドネシア・スマトラ島にて始まりました。
アメリカおよび台湾と中国との関係の新たな緊迫化は最近、ナンシー・ペロシ米下院議長の台湾訪問をきっかけに発生しました。
中国の政府関係者によりますと、ペロシ議長の台湾訪問は、「1つの中国」政策への違反とみなされる、ということです。
イルナー通信によりますと、12日金曜には中国との軋轢が高まっている最中にアメリカ、オーストラリア、インドネシアの各国軍がスマトラ島での軍事演習の一部である訓練に加わりました。
この報道によりますと、今回の軍事演習にはアメリカ、日本、オーストラリア、シンガポール、インドネシアから合計5,000 人以上の兵士が参加しています。
一方、中国はこの軍事訓練を脅迫行為とみなしています。
中国の国営メディアは、アメリカがNATO北大西洋条約機構と同様のインド太平洋同盟を結成し、地域における中国の軍事・外交的影響力の拡大を制限しようとしているとして非難しています。
なお、今回の軍事演習は14日日曜に終了する予定です。
タグ