8月 15, 2022 17:36 Asia/Tokyo
  • 中国で新種ウイルス発見
    中国で新種ウイルス発見

中国東部で動物からヒト、ヒトからヒトに感染する新種のウイルスが見つかりました。

ロシアのスプートニク通信によりますと、中国、シンガポール、オーストラリアの研究者らが2018年から2021年にかけて発見したこのウイルスは、「狼牙(ランヤ)ヘニパウイルス」と命名されました。

このウイルスは、発熱、咳、倦怠感などの呼吸器系疾患の症状を引き起こし、ヘンドラウイルス(HeV)やニパウイルス(NiV)などの重篤な症状を示すヘニパウイルス属と密接な関係があるということです。

研究者らの発表によれば、ヒトからヒトへの感染が起こるのはまれで、これまでにこのウイルス感染による死亡例は報告されていません。また、2018年以降のヒトの感染例も、数十件にとどまっています。

現在のところ、狼牙ヘニパウイルスはヒトに害を及ぼすものではないとされていますが、研究者らはより深刻な流行を防ぐべく、このウイルスの感染状況を注視しています。

 


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