在フィリピン日本大使館前で、イルカ追い込み漁に抗議する集会が実施
9月 03, 2022 15:48 Asia/Tokyo
在フィリピン日本大使館前で、和歌山県でのイルカの追い込み漁に抗議する集会が行われました。
フィリピンの首都マニラの日本大使館前で今月1日、動物愛護団体「アース・アイランド・インスティチュート・アジア・パシフィック」などが、和歌山県太地町でのイルカなど小型鯨類の追い込み漁に抗議する集会を実施しました。
同町での追い込み漁は、米アカデミー賞受賞のドキュメンタリー映画『ザ・コーヴ』で取り上げられ、世界的な非難を浴びています。
和歌山県太地町では、毎年、約2000頭のイルカを入り江に追い込むイルカ漁が行われており、水族館やマリンパークに売る数十頭以外はすべて突き殺し、その肉を販売しているとされます。
漁師らは、イルカ漁は文化であり町の伝統であると主張しています。
和歌山県太地町でイルカ漁が解禁された1日には、このほか米ワシントンや英ロンドン、伊ローマ、スウェーデン・ストックホルムなど世界各地の日本大使館前で、イルカ漁に抗議するデモが行われ、参加者らが、イルカ漁は身勝手かつ残酷であるとして、殺戮(さつりく)をやめるよう訴えました。