人権NGOがアフガンでの米軍の犯罪を報告
11月 20, 2022 18:54 Asia/Tokyo
国際刑事裁判所によってアフガニスタンでの戦争犯罪に関する調査が開始されたのに合わせて、HRWヒューマン・ライツ・ウォッチが、同国での米軍による民間人殺害について調査を求めました。
アメリカとNATO北大西洋条約機構の軍隊は、アフガニスタンを20年間にわたり占領し、数千人もの民間人を殺害しました。
HRWは最新の報告において、「入手した資料からは、アフガニスタンに外国軍が駐留していた20年間に、米軍は不正確な情報や誤った推測に基づいて、何十人もの同国の民間人を殺害したことが判っている」としました。
この報告書は、米軍によるアフガニスタンでの攻撃は2018年と2019年に増加し、それにより多くの民間人が殺害されたとしています。
HRWは続けて、「アフガニスタンで行われた夜間攻撃についての関連文書が提出される必要がある。特に、CIA米中央情報局が直接関与した攻撃に関するものだ」と指摘しました。
報告書ではさらに、「米国防総省は最近、民間人が負傷した攻撃を調査するための計画を始めた」とされています。しかし、同国のオースティン国防長官は「過去の件は調査したくない。それは間違った行為だ」と語っています。
HRWはまた、「これらの攻撃で被害を受けた多くのアフガニスタン国民は、自分の家族がなぜ殺されたかを知る権利がある」と強調しました。