中国が台湾を巡り、再び米に警告

中国の王毅外相が、台湾への内政干渉継続に関して、アメリカに警告しました。

中国はこれまでに何度も、台湾への内政干渉についてアメリカに警告しています。

ロシア・スプートニク通信によりますと、王外相は２０日日曜、声明を発表してアメリカ政府に対し、台湾海峡全域の現状維持を守り、台湾に内政干渉しないよう求めています。

また、「台湾は、中国として譲れない一線であるとともに政治上の基本的な問題であり、誰もこれを無視できない」としました。

台湾をめぐるアメリカと中国の軋轢は、去る８月のペロシ米下院議長の台湾訪問および、この訪問後の中国軍の大規模な軍事演習の後、最高潮に達しています。

ペロシ氏の訪台直後に、中国は北京駐在の米大使を呼び出し、アメリカの内政干渉的な行動に対し厳重に抗議しました。

中国は「１つの中国」政策に基づき、台湾を自らの不可分の領土とみなしています。

しかしアメリカ政府は、近年における中国政府の抗議を無視し、特にバイデン現政権は台湾への武器売却や、台湾の分離主義運動への支持を強化しています。

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