英植民地支配により、インドで1億6000万人が死亡
12月 27, 2022 18:34 Asia/Tokyo
インドでは、イギリスによる植民地支配により1億6000万人が死亡したとされています。
ロシア・トゥデイによりますと、ある調査の結果、19~20世紀にかけてインドではイギリスによる植民地支配により1億6500万人が死亡したことが分かりました。これは第一次・第二次両大戦の犠牲者数を合わせた数よりも多く、人類史上最大規模の殺戮と言えます。
同調査によると、およそ200年におよんだ植民地支配で、インドでは45兆ドルの資産がイギリスにより奪われました。専門家らは、イギリスの植民地支配はインドに貧困や餓死などの破壊的影響をもたらしたとしています。
あるインドの専門家は、イギリスの植民地支配がインドの発展にいかに影響を及ぼしたかについて、「イギリスは常にインドを利用してきた。それはどのくらいの規模か? 今回の調査はイギリスの残酷さを如実に示している」と述べています。
そして、「イギリスはこの他にも、インドでの大量虐殺にも関与している。このような事例は世界においても類を見ない。イギリスが植民地支配を開始するまで、インドは世界において経済成長の途上にあった。我々は自らの産業を有していたのだ」と語りました。