中国国家主席、「戦争での勝利のため防衛力を強化すべき」

中国の習近平国家主席が全国人民代表大会（全人代、日本の国会に相当）での演説において、戦争で勝利するために国家防衛能力の強化を求めました。

ロイター通信によりますと、習近平国家主席は8日水曜、全人代で演説し、「技術や、国家備蓄などの防衛資源の活用の改善・合理化により軍を強化し戦争に勝つ必要がある」と述べました。

また、「一体化した国家戦略体系と能力の強化・向上は、共産党によって定められた新たな必要性だ」としました。

さらに続けて、外国への依存から脱却するために国立研究所に対し、防衛技術の研究を増やすよう求めると共に、「産業供給網の柔軟性を高める必要がある」とし、戦略上の危険が存在することから防衛目的のためのインフラの整備と国家備蓄の創出を要請しました。

アナリストは、「台湾や南シナ海を巡る米中対立、そして東シナ海に関する日中間の対立は、双方間の紛争勃発につながる可能性のある問題である」と考えています。

なお、習国家主席は、今後数日以内に国家主席として3期目の任務を開始することになっています。

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