韓国中部のタイヤ工場で火災、煙吸引で11人搬送
3月 13, 2023 15:20 Asia/Tokyo
韓国中部・大田(テジョン)にあるタイヤ大手、ハンコックタイヤの工場で火災が発生し、これまでに作業員10人と消防隊員1人が煙を吸って病院に運ばれました。
韓国ヨンハプ通信によりますと、現地時間の12日日曜午後10時9分ごろ、大田大徳区(テジョン・テドクグ)木上洞(モクサンドン)のハンコックタイヤ大田工場の地下機械室で原因不明の火災が発生しました。
通報を受けて出動した消防当局は同日午後10時17分ごろ、対応レベル第1段階を発令しましたが、同午後10時34分ごろ、警報令を第2段階に引き上げMした。
さらに、13日月曜午前2時10分ごろには周辺地域の人材と装備まで総動員する第3段階を発令し、火災が発生してから7時間をかけて鎮火作業を行っています。
これまでに作業員10人と消防隊員1人が煙を吸って病院に搬送されました。
この工場は南北に第1・第2工場に分かれており、北側の第2工場から出たとみられる火が広がり、タイヤの完成品約40万個があった物流棟も燃えました。
当局によりますと、消防隊員700人あまりと、消防車両など150台近く、そして消防ヘリコプター9機が出動して懸命の消火作業を続けていますが、建物の内部に可燃性の物質が多く、作業が難航していているということです。
今回の事故について、大徳消防署のアン・ボンホ消防行政課長は「第2工場の火が南の第1工場まで拡大することを防ぐために最善を尽くして対応している」としました。
また、ハン・ドクス韓国首相は「可能なすべての装備と人員を動員して火災鎮圧に最善を尽くし、追加被害が発生しないようにしてほしい」と指示しました。
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